「ワイモバイルって名前はよく聞くけど、デメリットってあるの?」――ソフトバンクのサブブランドとして手頃な料金と安定した通信品質で人気のワイモバイルですが、実際に使ってみると気になるポイントも存在します。
この記事では、ワイモバイルのデメリットを6つ包み隠さずお伝えします。もちろんメリットも踏まえた上で、自分に合うかどうかを判断する材料にしてください。
ちなみに筆者の周りでもワイモバイルに乗り換えた人は多いですが、満足している人と後悔している人がはっきり分かれています。その違いは「割引条件を満たせるかどうか」にあるので、ぜひ最後まで読んで判断材料にしてもらえたらと思います。

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ワイモバイルの基本情報
| 運営 | ソフトバンク(サブブランド) |
| プラン | シンプル2 S / M / L |
| 月額料金 | S: 2,365円(4GB) / M: 4,015円(20GB) / L: 5,115円(30GB) |
| 回線 | ソフトバンク |
| 店舗 | 全国約2,500店以上 |
ワイモバイルはソフトバンクが直接運営するサブブランドです。MVNOのように回線を借りているわけではなく、ソフトバンクの回線をそのまま使えるため、通信品質は大手キャリアと同等レベルを維持しています。この点がMVNO各社との決定的な違いですね。
ワイモバイルのデメリット6選
デメリット1:割引なしの料金が高い
ワイモバイルの最大のデメリットは、通常料金が格安SIMとしてはかなり高いことです。
| プラン | 通常料金 | 家族割・おうち割適用後 |
|---|---|---|
| S(4GB) | 2,365円 | 1,078円 |
| M(20GB) | 4,015円 | 2,178円 |
| L(30GB) | 5,115円 | 3,278円 |
割引をフルに適用すればかなりお得になりますが、1人で契約して光回線もソフトバンク系でない場合、割引がほとんど効きません。Sプランの4GBで2,365円は、IIJmioの5GBで990円やNUROモバイルの3GBで792円と比べると2倍以上の差があります。割引条件を満たせるかどうかが重要な判断ポイントです。
具体的に年間コストで比較してみましょう。ワイモバイルのSプラン(割引なし)だと年間28,380円。一方、IIJmioの5GBプランなら年間11,880円です。その差は約16,500円。この金額があれば旅行に行けたりおいしいディナーが楽しめたりするレベルの差額なので、割引が効かない人にとってはかなり痛い出費になります。

デメリット2:1人で使うとメリットが薄い
ワイモバイルの家族割引サービスは、2回線目以降が月額1,100円引きになる強力な割引です。しかし裏を返せば、1人で使う人にはメリットが少ないということでもあります。
家族割引は2回線目以降に適用されるため、1回線目(主回線)は割引対象外。1人暮らしで1回線だけ契約する場合、家族割のメリットはゼロです。「おうち割 光セット」もソフトバンク光やSoftBank Airを契約している必要があるため、他社の光回線を使っている人には関係ない割引となります。
さらに言えば、家族割と「おうち割 光セット」は併用できないというルールもあります。どちらか片方しか適用されないため、「家族割も光セット割も両方使ってめちゃくちゃ安くなる!」という期待は残念ながら叶いません。この併用不可のルールを知らずに契約して後悔する人も結構いるので、事前に把握しておきたいポイントです。
1人暮らしで他社光回線を使っている場合、ワイモバイルの割引は「PayPayカード割」の月187円のみ。これだけでは割引の恩恵はほとんど感じられないでしょう。同じ条件ならLINEMOやIIJmioの方がコスパは圧倒的に良いです。
デメリット3:データ容量の選択肢が少ない
ワイモバイルのプランは4GB・20GB・30GBの3つだけ。これが意外と不便な場面があります。
- 「4GBだとちょっと足りないけど、20GBは多すぎる…」→ 中間のプランがない
- 「1〜2GBで十分なのに、最小4GBしかない」→ 小容量プランがない
- 「5GBくらいがちょうどいい」→ 選べない
IIJmioのように2GB/5GB/10GB/15GB/20GB/30GB/40GB/50GBと細かく選べるサービスと比べると、自分にぴったりの容量が選びにくいのは確かです。
実は4GBと20GBの間の「10GB前後」がほしいという層は非常に多いんです。自宅にWi-Fiがあって外出先でもそこそこ使いたい人は、まさにこの10GB前後がベストゾーン。ここをカバーするプランがないのはワイモバイルの明確な弱点と言えます。仮に20GBプランを契約しても毎月10GBくらいしか使わないなら、差額の分だけ無駄払いしていることになりますからね。
ちなみに余ったデータ容量は翌月に繰り越しできるので、月によって使用量にバラつきがある人は多少カバーできます。ただ、根本的に「プラン選択の自由度が低い」というデメリットは変わりません。

デメリット4:速度制限後の使い勝手
データ容量を使い切った後の速度制限も、プランによって差があります。
- Sプラン:最大300kbps
- M/Lプラン:最大1Mbps
Sプランの300kbpsはかなり厳しい速度です。Webサイトの読み込みに10〜20秒かかることもあり、LINEのテキストメッセージくらいは送れますが実用的とは言えません。Sプランを選ぶ場合は、4GBを超えないように注意が必要です。
M/Lプランの1Mbpsなら、テキスト中心のWebサイトやSNSの閲覧、低画質の動画再生くらいはなんとか使えます。
ただ、ここで注意してほしいのが「1Mbpsで何ができるか」の現実です。テキスト中心のサイトやX(旧Twitter)のタイムライン閲覧なら問題ないですが、InstagramやTikTokの動画はカクカクすることが多いです。YouTubeも480p(標準画質)がギリギリで、720p以上だと読み込みが追いつきません。地図アプリのGoogleマップも表示に時間がかかるため、ナビとして使うのはストレスが溜まります。
速度制限を避けるためのコツとしては、Wi-Fiを積極的に活用する、動画のダウンロード機能を使う、データ節約モードがあるアプリは設定しておくなどの工夫が有効です。特にSプランの方は、外出先でのWi-Fiスポット活用が必須と言ってもいいレベルですね。
デメリット5:最新キャンペーンがオンライン限定のことが多い
ワイモバイルのお得なキャンペーン(ポイント還元や端末割引)は、オンラインストア限定のものが多いです。店舗で契約すると同じキャンペーンが適用されないケースがあります。
「ショップで相談しながら契約したい」という方にとっては、お得なキャンペーンを受けられないのはもったいないところです。オンライン限定キャンペーンで数千円〜1万円以上お得になるケースもあるため、できるだけオンラインストアでの契約を検討しましょう。
実際にオンラインストアと店舗でどれくらい差が出るか具体例を挙げると、SIMカード単体契約のキャッシュバックが「オンラインなら最大20,000円相当のPayPayポイント付与、店舗だと5,000円分」なんてことがざらにあります。端末購入の場合も「オンライン限定タイムセール」で1円端末が出たりしますが、店舗では通常価格のままということも珍しくありません。
この差額を考えると、「ネットの手続きが苦手だからショップに行く」という判断が数千円〜1万円以上の損につながることもあるわけです。ネットでの手続きに不安がある方は、家族や知人に手伝ってもらってでもオンラインで申し込む方がお得になるケースが多いですよ。

デメリット6:LINEMOとの違いがわかりにくい
同じソフトバンクグループには、オンライン専用ブランドの「LINEMO」もあります。
| 比較項目 | ワイモバイル | LINEMO |
|---|---|---|
| 3GB相当の月額 | 2,365円(4GB・Sプラン) | 990円(3GB・ミニプラン) |
| 20GBの月額 | 4,015円(Mプラン) | 2,728円(スマホプラン) |
| 店舗サポート | あり | なし |
| 家族割引 | あり | なし |
| LINEギガフリー | なし | あり |
割引なしの料金ではLINEMOの方が圧倒的に安いです。ワイモバイルを選ぶ理由は「店舗サポート」と「家族割引」がメインになるため、それが不要な人はLINEMOの方がコスパが良いでしょう。
特にLINEのヘビーユーザーにとっては、LINEMOの「LINEギガフリー」が大きなアドバンテージです。LINEのトーク・音声通話・ビデオ通話がデータ容量にカウントされないので、LINEでのビデオ通話を頻繁に使う人はLINEMOの方が実質的に使えるデータ容量が多くなります。
また、ソフトバンクからの乗り換えという観点でも違いがあります。ソフトバンクからワイモバイルへは店舗でもオンラインでもスムーズに乗り換えできますが、LINEMOはオンライン限定。ネットでの手続きに自信がない方はワイモバイルの方が安心ですが、少しでもネット手続きができるならLINEMOの料金差は非常に大きいです。

ワイモバイルのメリットも確認
もちろん、ワイモバイルにはデメリットを補って余りあるメリットもあります。
- 通信速度が安定:ソフトバンク回線をそのまま使うので昼12時台でも下り30〜60Mbps出る。MVNOとは比較にならない安定感
- 全国約2,500店以上の店舗:対面で相談・手続きができる安心感
- 家族割引:2回線目以降は1,100円引きで大幅節約
- PayPayとの連携:ワイモバイルユーザーはPayPayモールでポイント還元率アップ
- Yahoo!プレミアム特典:月額508円の特典が無料で付いてくる
- キャリア決済:ソフトバンクまとめて支払いが使える
特に見落としがちなのがYahoo!プレミアム特典の無料付帯です。月額508円のサービスが無料になるので、年間で6,096円分の価値があります。Yahoo!ショッピングやPayPayモールでのポイント還元率がアップするほか、雑誌読み放題やバスケットLIVEの視聴など、意外と使える特典が盛りだくさん。この特典込みで考えると、割引適用時のワイモバイルのコスパは格安SIMの中でもトップクラスと言えます。
通信速度の安定感も大きなメリットです。IIJmioやmineoなどのMVNOは、お昼の12時台に通信速度が1〜5Mbpsまで落ち込むことがありますが、ワイモバイルは同じ時間帯でも30〜60Mbpsをキープ。動画視聴やオンライン会議もストレスなくこなせます。仕事でスマホを使う機会が多い人にとって、この通信品質の差は非常に大きいですよ。
ワイモバイルが向いている人・向いていない人
向いている人
- 家族でまとめて乗り換えたい人(家族割の恩恵大)
- ソフトバンク光またはSoftBank Airを使っている人
- 店舗での対面サポートが必要な人(シニアの方など)
- PayPayをよく使う人
- 通信速度の安定性を重視する人
- Yahoo!ショッピングやPayPayモールを頻繁に利用する人
- 仕事でスマホの通信品質が重要な人
向いていない人
- 1人で契約する人(割引メリットが薄い)
- とにかく月額を安くしたい人
- 小容量(1〜3GB)で十分な人
- オンライン手続きに慣れている人(LINEMOの方がお得)
- 10GB前後のちょうどいいプランがほしい人
- LINEのビデオ通話を頻繁に使う人(LINEMOのギガフリーがお得)
MMD研究所の「モバイルに関する調査」によると、ワイモバイルユーザーの満足度は通信速度とサポート面で高い評価を得ていますが、料金面ではMVNOに及ばないという結果が出ています。

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ワイモバイルの代わりになるサービス
- 店舗サポート不要で安くしたい:LINEMO(同じソフトバンク回線で安い)
- au回線で同等の品質:UQモバイル(auサブブランド)
- とにかく安さ重視:IIJmio・NUROモバイル
- 通話も込みでお得に:楽天モバイル(通話無料)
- データ容量を細かく選びたい:IIJmio(2GB〜50GBまで8段階)
特にLINEMOは同じソフトバンク回線を使っているので通信品質は同等です。LINEMOの公式サイトで料金を比較してみると、その差額に驚くかもしれません。
また、UQモバイルも比較対象として外せません。UQモバイルのコミコミプランは20GBで3,278円に10分かけ放題が含まれており、通話もそこそこする人にはコスパが良いです。ワイモバイルの20GBプラン(4,015円)+5分かけ放題(880円)だと合計4,895円になるので、通話込みだとUQモバイルの方が年間で約19,000円も安くなる計算です。
なお、ワイモバイル vs UQモバイルの比較も合わせてチェックしておくと理解が深まります。
楽天モバイルは国内通話が無料(Rakuten Link使用時)なので、電話をたくさんかける人には見逃せない選択肢。データ無制限で3,278円という価格も魅力的です。ただし、楽天回線のエリアがまだ発展途上な地域もあるため、お住まいの地域のカバー状況を確認してから検討するのがおすすめです。
詳しくは格安SIMおすすめ10選でまとめているので、気になる方はそちらもどうぞ。
ワイモバイルの評判・口コミについてはワイモバイルの評判・口コミで詳しく解説しています。
まとめ:家族で使うなら◎、1人なら他社も検討を
ワイモバイルのデメリットをまとめると、「割引の恩恵を受けられるかどうか」で評価がガラリと変わるということです。
家族3〜4人でまとめて乗り換えて、おうち割も適用できるなら、年間で10万円以上の節約も可能です。しかし、1人暮らしで割引が効かない場合は、同じソフトバンク回線のLINEMOや他社MVNOの方がコスパが良いでしょう。
デメリットをもう一度整理しておくと、「割引なしの料金が高い」「1人契約だとメリットが薄い」「データ容量の選択肢が3つしかない」「Sプランの速度制限がかなりキツい」「お得なキャンペーンはオンライン限定が多い」「LINEMOとの使い分けが悩ましい」の6点です。これらが自分に当てはまるかどうかを冷静に判断してみてください。

まずはワイモバイルの公式サイトで料金シミュレーションをしてみてください。また、格安SIM全般の比較には総務省の携帯電話ポータルサイトも参考になります。
※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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