「50代で格安SIMってどうなんだろう?」「通信品質が下がるのは困るけど、月々のスマホ代はもう少し安くしたい」――50代の方がこう感じるのは自然なことです。仕事でもプライベートでもスマホは欠かせないツールですし、品質を落としたくないのは当然です。
でも実は、記事執筆時点の格安SIMは一昔前とは比べものにならないくらい品質が向上しています。特に大手キャリアのサブブランドなら、通信品質はほぼ変わらないのに料金は半額以下になるんですよね。
この記事では、50代の方が「乗り換えてよかった」と思える格安SIMを厳選して紹介します。通信品質、サポート体制、通話オプションの3つを重視して選んでいるので、安心して読み進めてください。
詳しくは格安SIMの乗り換え手順ガイドでまとめているので、気になる方はそちらもどうぞ。

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50代が格安SIMを選ぶときに重視すべきこと
通信品質は妥協しない
50代の方は仕事でスマホを使うことも多いですよね。「大事なメールが受信できない」「Web会議が途切れる」なんてことがあったら困ります。大手キャリアのサブブランド(ワイモバイル・UQモバイル)やオンライン専用プラン(ahamo・LINEMO)は、お昼12時台でも下り30〜100Mbps出るので安心です。
逆に、MVNOと呼ばれる格安SIM(IIJmio、mineoなど)は大手キャリアの回線を借りて運営しているため、混雑する時間帯(お昼12〜13時、夕方17〜19時)に速度が落ちやすい傾向があります。ただし、自宅にWi-Fiがあって外出先で動画を見ないのであれば、MVNOでも十分快適に使えるケースがほとんどです。
通話品質も大切
ビジネスシーンで電話をよく使う方は、通話品質も重要なポイントです。IP電話ではなく、VoLTE対応の通常回線で通話できるサービスを選びましょう。かけ放題オプションがあるとさらに安心です。
50代の方は仕事関連の電話が多い傾向があります。取引先への連絡、部下からの報告対応、会議の調整など、1日に何本も電話をかける方にとって、かけ放題オプションは必須と言ってもいいでしょう。5分かけ放題と完全かけ放題の2種類がある場合が多いので、自分の通話頻度に合わせて選んでください。
サポート体制の充実度
50代は資産形成の時期でもあり、スマホには銀行アプリや証券アプリなど重要な個人情報が入っていることも。格安SIMでもセキュリティは大手キャリアと変わりませんが、困ったときに店舗で相談できるかどうかは大切なポイントです。
「スマホの設定がうまくいかない」「急に通信できなくなった」といったトラブルが発生したとき、オンラインだけの対応だと不安を感じる方もいるでしょう。店舗がある格安SIMなら、スタッフに直接相談できるので安心感が段違いです。

家族割引・セット割の活用
50代は配偶者と一緒にスマホを使っているケースが多いですよね。家族で一緒に乗り換えると家族割引が適用され、さらにお得になるサービスがあります。また、自宅の光回線やホームルーターとのセット割が適用される格安SIMも多いので、トータルの通信費で比較するのがおすすめです。
50代におすすめの格安SIM5選
| サービス | 月額料金 | データ容量 | 通信品質 | 店舗サポート |
|---|---|---|---|---|
| ahamo | 2,970円 | 20GB | ドコモ品質 | 有料で対応 |
| ワイモバイル | 2,365円〜 | 4GB〜 | ソフトバンク品質 | 充実 |
| UQモバイル | 2,365円〜 | 4GB〜 | au品質 | 充実 |
| 楽天モバイル | 1,078円〜 | 3GB〜無制限 | 楽天/au品質 | あり |
| IIJmio | 850円〜 | 2GB〜 | 良好 | 少ない |
ahamo ─ ドコモ品質で20GB使えるイチオシプラン
50代の方に最もおすすめしたいのがahamoです。その理由は「ドコモの回線をそのまま使える」から。ahamoはドコモのオンライン専用プランなので、MVNOのように回線を借りているわけではありません。つまり、ドコモと全く同じ通信品質で使えるのです。
月2,970円で20GB使えて、5分以内の国内通話も無料。仕事の電話でちょっとした確認をする程度なら、5分以内で済むことが多いですよね。さらに1,100円のかけ放題オプションをつければ、月4,070円で通話も完全定額にできます。
海外でもデータ通信が使えるのもahamoの大きな強みです。追加料金なしで海外82の国・地域でデータ通信が可能なので、海外出張や海外旅行が多い50代の方にはかなり魅力的です。現地でSIMを買い替える手間がなくなります。
ただし、ahamoはオンライン専用なので店舗サポートは基本的にありません。ドコモショップで有料(3,300円)のサポートを受けることは可能ですが、ある程度スマホの操作に慣れている方向けのサービスです。

ワイモバイル ─ バランス型の優等生
「通信品質」と「店舗サポート」の両方を求めるなら、ワイモバイルが最適解です。ソフトバンクのサブブランドなので通信品質は申し分なく、全国2,600以上の店舗で対面サポートも受けられます。
シンプル2 Mプラン(20GB/月4,015円)は、ソフトバンク光やSoftBank Airとのセット割を適用すれば月2,915円に。データ使用量が1GB以下の月は自動的に割引される仕組みもあります。家族で利用すると2回線目以降は月1,100円引きになるので、配偶者と一緒に乗り換えるのもおすすめです。
ワイモバイルの強みは、Yahoo!ショッピングやPayPayモールでの買い物がお得になることです。PayPayポイントの還元率が大幅にアップするので、ネットショッピングをよく利用する方にはうれしい特典です。スマホ料金の節約だけでなく、日々の買い物でもお得を実感できます。
UQモバイル ─ au派ならこちら
長年auを使ってきた方にはUQモバイルがおすすめです。au回線をそのまま使用しているため、通信品質はauと同等。全国のauショップやUQスポットで対面サポートも受けられます。トクトクプラン(15GB/月3,465円)は、自宅セット割+au PAYカードお支払い割で月2,178円まで下がります。
UQモバイルの特徴的なサービスとして「くりこし」があります。余ったデータ量を翌月に繰り越せるので、月によってデータ使用量にバラつきがある方でもムダなく使えます。また、節約モード(送受信最大300kbps〜1Mbps)に切り替えればデータ消費ゼロで使える点も、データ量が気になる方には安心材料です。
楽天モバイル ─ コスパと柔軟性の両立
楽天モバイルは使ったデータ量に応じて料金が変動する段階制プランです。3GBまでなら月1,078円、20GBまでなら月2,178円、それ以上は無制限で月3,278円。出張や旅行が多い月はデータ使用量が増えますし、在宅ワークの月は少なくなります。そんな50代のライフスタイルに柔軟に対応できるプランです。
楽天モバイルは通話アプリ「Rakuten Link」を使えば国内通話が無料になるのも大きなメリットです。アプリ経由の通話になりますが、通話品質は通常の電話と大差ありません。電話をよく使う方にとって、追加料金なしで通話し放題なのは非常に魅力的です。
ただし、楽天モバイルは地下やビルの奥まった場所で電波が入りにくいことがあります。都市部ではau回線にローミングされるため問題は少ないですが、仕事で確実な通話品質が求められる方は注意が必要です。

IIJmio ─ とにかくコスト重視の方に
「使い方はシンプルだから、とにかく安くしたい」という方にはIIJmio。5GBで月990円、10GBでも月1,500円と、業界最安クラスの料金設定です。ただし店舗サポートは限られるので、ある程度スマホに慣れている方向けです。
IIJmioの魅力は料金の安さだけではありません。データ繰り越し対応、バースト転送(低速時でも最初の一定量は高速で通信)、複数SIMでのデータシェアなど、マニアックだけど実用的な機能が充実しています。格安SIMに詳しくなりたい方の「2枚目」としても人気があります。
50代のスマホ利用実態と必要なデータ容量
| 利用シーン | 月間データ使用量の目安 |
|---|---|
| メール・LINE・ネット検索中心 | 3〜5GB |
| SNS(Instagram・X)もよく見る | 5〜10GB |
| YouTube・動画配信も視聴する | 10〜20GB |
| テザリング・Web会議もする | 20GB以上 |
自宅にWi-Fi環境がある方は、外出先でのデータ使用量だけで考えればOKです。意外と3〜5GBで足りることが多いです。
実は50代のスマホユーザーの多くが、月のデータ使用量は3GB以下だというデータがあります。「念のため大容量プランに入っている」けど、実際にはほとんど使い切れていないというケースが非常に多いのです。今使っているキャリアのマイページで、過去3ヶ月のデータ使用量を確認してみてください。きっと想像より少ないはずです。

乗り換え前の確認事項
キャリアメールについて
@docomo.ne.jpなどのキャリアメールを使い続けたい場合は、「メール持ち運びサービス」(月330円程度)を利用すれば引き続き使えます。ただし、この機会にGmailなどのフリーメールに移行してしまうのもおすすめです。
50代の方の中には、キャリアメールで銀行口座やネットショッピングの会員登録をしている方も多いでしょう。乗り換え前に、キャリアメールで登録しているサービスの一覧を作り、順番にGmailなどのフリーメールに変更していくことをおすすめします。面倒ですが、この作業をしておけば今後どの携帯会社に変えても困ることがなくなります。
端末の残債がないか確認
スマホの分割払いが残っている場合でも乗り換えは可能ですが、残債は引き続き支払う必要があります。残りの支払い回数を確認しておきましょう。
家族割引への影響
大手キャリアの家族割引を利用している場合、自分だけ抜けると家族の料金が上がることがあります。できれば家族みんなで一緒に乗り換えるか、影響を事前に確認しておきましょう。
SIMロック解除の確認
以前購入したスマホにはSIMロックがかかっている場合があります。乗り換え先の回線とスマホのSIMロック状況を確認し、必要に応じてSIMロック解除の手続きを行いましょう。各キャリアのマイページから無料で手続きできます。なお、最近購入したスマホはSIMロックフリーの場合がほとんどです。
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50代の乗り換えシミュレーション
| 項目 | 大手キャリア | ahamo | ワイモバイル |
|---|---|---|---|
| 月額料金 | 約7,500円 | 2,970円 | 2,365円 |
| 通話オプション | 1,980円 | 1,100円(かけ放題) | 1,980円(かけ放題) |
| 月額合計 | 約9,480円 | 4,070円 | 4,345円 |
| 年間合計 | 約113,760円 | 48,840円 | 52,140円 |
| 年間節約額 | – | 64,920円 | 61,620円 |
年間6万円以上の節約は大きいです。定年後の生活を見据えて、今のうちから固定費を見直しておくのは賢い判断です。
さらに、夫婦2人で乗り換えた場合は節約額が倍になります。年間12万円以上の節約は、旅行1回分に相当します。「毎年1回分の旅行代が浮く」と考えると、乗り換えのモチベーションも上がるのではないでしょうか。

乗り換え手順(5ステップ)
- 今のデータ使用量と月額料金を確認する:各キャリアのマイページで確認できます。過去3ヶ月分の平均を見ると、必要なデータ量の目安がわかります
- 乗り換え先を決める:この記事を参考に、自分に合ったサービスを選びましょう
- MNP予約番号を取得する:今のキャリアのマイページまたは電話で取得。有効期限は15日間です
- 新しい格安SIMに申し込む:オンラインまたは店舗で手続き。本人確認書類とクレジットカードが必要です
- 開通手続きと初期設定を行う:届いた説明書に従って設定。APN設定が必要な場合もあります
店舗で手続きする場合は、スタッフがすべて案内してくれるので特に難しいことはありません。オンラインでも、各社の手順ガイドに沿って進めれば30分程度で完了します。
不安な方は、まず週末にワイモバイルやUQモバイルの店舗を訪れて、「乗り換えの相談がしたい」と伝えてみてください。その場で料金シミュレーションもしてくれますし、不明点もすべて解消できます。「まだ決めていないけど話を聞きたい」というスタンスで大丈夫です。
乗り換え後に困ったときの対処法
電波が入りにくい場所がある
乗り換え後に自宅や職場で電波が入りにくいと感じた場合、まずスマホを再起動してみてください。それでも改善しない場合は、各サービスのサポートに連絡して対応を確認しましょう。特にMVNOの場合は、APN設定が正しいかどうかを確認するのがポイントです。
通信速度が遅いと感じる
MVNOの場合、お昼休みの12〜13時台は速度が低下しやすいです。この時間帯はWi-Fiを活用するか、事前にコンテンツをダウンロードしておくなどの対策が有効です。速度にこだわるなら、サブブランド(ワイモバイル・UQモバイル)への変更を検討しましょう。

60代におすすめの格安SIM5選については60代におすすめの格安SIM5選で詳しく解説しています。
なお、40代におすすめの格安SIM6選も合わせてチェックしておくと理解が深まります。
まとめ:50代の格安SIM乗り換えは「今」がベストタイミング
50代は収入がピークを迎える一方で、老後の資金準備も本格化する時期です。毎月の固定費を見直すなら、スマホ代の削減が最も手軽で効果的です。
記事執筆時点の格安SIMは品質が大幅に向上しており、50代の方が求める「通信品質」「通話品質」「サポート体制」のすべてを満たすサービスが揃っています。50代にはahamo(速度重視)かワイモバイル(サポート重視)のどちらかを選べばまず後悔しません。
「まだ大手キャリアでいいかな」と思っている方も、ぜひ一度料金シミュレーションをしてみてください。年間6万円以上の節約は、やらない手はありません。定年後の生活費を考えると、今から固定費を削減しておくことは将来の安心につながります。思い立ったときが乗り換え時です。
携帯料金の比較や見直しについては、総務省の携帯電話ポータルサイトが参考になります。また、50代からの資産形成については金融庁のNISA特設ページもチェックしてみてください。
※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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