「格安SIMに乗り換えたいけど、何から始めればいいの?」と悩んでいる方は少なくありません。
実は格安SIMへの乗り換えは、思っているほど難しくありません。ネットで完結できますし、所要時間も30分〜1時間程度。昔みたいにショップで2時間待ち…なんてこともないので安心してください。
この記事では、大手キャリアから格安SIMに乗り換える方法を、ステップバイステップで解説していきます。実際に何度も乗り換えを経験してきた中で、初心者がつまずきやすいポイントも網羅しているので、初めての方でも安心して読み進めてください。

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乗り換え前に確認しておくこと
1. 違約金の確認
大手キャリアでは解約金(違約金)は基本的に廃止されています。いつ乗り換えてもペナルティはかかりません。
ただし、端末の分割払いが残っている場合は残債の支払いは続きます。乗り換えたからといって残りの端末代がチャラになるわけではないので、その点は注意してください。
2. 今のスマホがそのまま使えるか確認
乗り換え先の格安SIMの公式サイトには、「動作確認端末一覧」というページがあります。自分のスマホが載っているか、必ずチェックしましょう。
2021年10月以降に購入したスマホは基本的にSIMフリーなので、どの回線でも使えます。それ以前の端末はSIMロック解除が必要な場合がありますが、各キャリアのマイページから無料で手続きできます。
3. 現在の料金プランと使用量を確認する
乗り換え先のプランを選ぶために、今の月額料金とデータ使用量を把握しておきましょう。各キャリアのマイページやアプリから確認できます。
- ドコモ:My docomoアプリ →「データ量」
- au:My auアプリ →「残データ容量」
- ソフトバンク:My SoftBankアプリ →「使用量の管理」
過去3ヶ月分くらいのデータを見ておくと、自分の平均的な使用量がわかります。「毎月5GBくらい使ってるな」という基準があれば、格安SIMのプラン選びで迷わなくなります。
4. 必要なものを準備する
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- クレジットカード(または口座振替対応の格安SIMの場合は銀行口座情報)
- メールアドレス(GmailなどのフリーメールでOK)
- MNP予約番号(ワンストップ方式対応なら不要)
- Wi-Fi環境(APN設定時に必要な場合あり)

格安SIMへの乗り換え方法:5つのステップ
ステップ1:MNP予約番号を取得する(またはワンストップ方式を利用)
今の電話番号をそのまま引き継ぎたい場合は、MNP(モバイルナンバーポータビリティ)の手続きが必要です。
「MNPワンストップ方式」が主流になっており、乗り換え先で申し込む際に、乗り換え元のキャリアの認証をするだけでOKです。事前にMNP予約番号を取得する必要がないので、かなり楽になりました。ワンストップ方式での手続きは3分もかかりません。
ワンストップ方式に対応している主な格安SIM:
- 楽天モバイル
- ahamo
- LINEMO
- povo
- UQモバイル
- ワイモバイル
- IIJmio
- mineo
ワンストップ方式に対応していない格安SIMの場合は、以下の方法でMNP予約番号を取得しましょう。
- ドコモ:My docomoから手続き、または151に電話
- au:My auから手続き、または0077-75470に電話
- ソフトバンク:My SoftBankから手続き、または*5533に電話
MNP予約番号の有効期限は15日間です。取得したら早めに乗り換え手続きを進めましょう。多くの格安SIMでは、有効期限が10日以上残っていることが申し込み条件になっています。
ステップ2:格安SIMの公式サイトで申し込む
乗り換え先の格安SIMの公式サイトにアクセスして、申し込みフォームに必要事項を入力します。
申し込み時に選ぶ主な項目は以下の通りです。
- SIMのみ or 端末セット
- SIMカードの種類(物理SIM or eSIM)
- 料金プラン(データ容量)
- 通話オプション(かけ放題など)
- MNP情報の入力
本人確認書類はスマホで撮影してアップロードするだけです。eKYC(オンライン本人確認)に対応しているところなら、その場で審査が完了します。
物理SIMとeSIMの選び方
申し込み時に迷いがちなのが「物理SIM」と「eSIM」のどちらを選ぶかです。
- 物理SIM:従来通りのSIMカード。郵送で届くため使い始めるまで2〜3日かかるが、端末の入れ替えが簡単
- eSIM:端末に内蔵された電子SIM。申し込み後すぐに使い始められるが、対応端末が必要。端末を買い替える際に再発行手続きが必要
「とにかく早く使いたい」→ eSIM、「よくわからないから安心な方がいい」→ 物理SIM、という選び方で問題ありません。

ステップ3:SIMカードを受け取る
物理SIMの場合は、申し込みから2〜3日程度で自宅に届きます。eSIMの場合は、申し込み完了後すぐに設定できるので、最短即日で乗り換えが完了します。eSIMの方が時間的なロスもなく効率的です。
届いたら、同封されている説明書を確認しましょう。開通手続きの方法が書いてあります。
SIMカードが届いた段階では、まだ元のキャリアの回線が使えている状態です。次のステップで回線の切り替えを行うまで、今まで通り通話もデータ通信も利用できるので安心してください。
ステップ4:回線の切り替え(開通手続き)
SIMカードが届いたら、回線の切り替え手続きを行います。乗り換え先の格安SIMのマイページや専用電話番号から行うことが多いです。
主な開通手続きの方法:
- 楽天モバイル:my 楽天モバイルアプリから「開通手続きをする」をタップ
- ahamo:ahamoアプリから「開通する」をタップ
- UQモバイル:同封の案内に記載の電話番号に電話する
- ワイモバイル:専用の切り替え電話番号に電話する
回線切り替えの手続き自体は数分で完了しますが、実際に切り替わるまで30分〜1時間程度かかることがあります。この間、一時的に通話やデータ通信ができなくなるので、急ぎの用事がないタイミングで行うのがベストです。
切り替えが完了すると、元のキャリアは自動的に解約になります。わざわざ解約の連絡をする必要はありません。

ステップ5:APN設定をする
新しいSIMカードをスマホに挿入したら、APN(アクセスポイントネーム)設定を行います。これはスマホがインターネットに接続するための設定です。
iPhoneの場合は、格安SIMの公式サイトからプロファイルをダウンロードしてインストールするだけ。Androidの場合は、設定アプリから手動でAPN情報を入力するか、自動で設定されることもあります。
格安SIMに同封されている説明書やQRコードから設定方法を確認できるので、手順通りにやれば問題ありません。
APN設定が不要なケース:
- ahamo(ドコモ回線をそのまま利用)
- LINEMO(ソフトバンク回線をそのまま利用)
- povo(au回線をそのまま利用)
- 楽天モバイル(自動で設定される場合が多い)
キャリアのオンライン専用ブランドはAPN設定が不要なことが多いので、「設定が不安」という方はこれらのサービスを選ぶとよいでしょう。
乗り換え時の注意点
キャリアメールの扱い
乗り換えると、キャリアメール(@docomo.ne.jp等)は基本的に使えなくなります。ただし、各キャリアが提供している「メール持ち運び」サービス(月額330円)を利用すれば、乗り換え後も引き続き使えます。
ただし月330円は年間で約4,000円。Gmailなどの無料メールに移行してしまうのがおすすめです。乗り換え前に、重要なサービスの登録メールアドレスをフリーメールに変更しておきましょう。
特に注意したいのが、銀行やクレジットカード、保険などの重要なサービスにキャリアメールを登録している場合です。乗り換え後にログインできなくなると困るので、事前にメールアドレスの変更を済ませておくことが大切です。
LINEの引き継ぎ
電話番号が変わらないMNP乗り換えの場合、LINEのアカウントはそのまま引き継がれます。特別な手続きは不要ですが、念のためLINEの「アカウント引き継ぎ設定」をオンにしておくと安心です。
トーク履歴のバックアップも忘れずに。iPhoneはiCloud、AndroidはGoogleドライブにバックアップできます。「設定→トーク→トークのバックアップ」から実行してください。
端末の分割払いが残っている場合
端末の分割払いは、乗り換え後もそのまま継続して支払います。乗り換えたからといって一括で請求されることは基本的にありません。残債を一括で支払いたい場合は、各キャリアに問い合わせれば対応してもらえます。
乗り換えのベストタイミング
月末に乗り換えるのが最もお得です。大手キャリアの料金は日割り計算されないことが多いため、月初に解約しても1ヶ月分の料金がかかってしまいます。月末ギリギリに切り替えれば、大手キャリアの料金を1ヶ月分丸々払った上で、格安SIMの料金も日割りで安く抑えられます。
ただし、月末ギリギリすぎると手続きが間に合わないリスクもあるので、毎月25日前後がベストなタイミングです。

乗り換えにかかる費用はどれくらい?
乗り換え費用の目安をまとめます。
- MNP転出手数料:無料(各キャリアとも無料化済み)
- 解約違約金:無料(廃止済み)
- 格安SIM側の契約事務手数料:0円〜3,300円(キャンペーンで無料の場合も多い)
- SIMカード発行手数料:0円〜440円程度
実質0円〜3,740円程度で乗り換えられます。これだけの初期費用で毎月数千円の節約ができると思えば、かなりお得です。
さらに、各社のキャンペーンを利用すれば、乗り換え時にポイント還元や月額割引を受けられることも多いです。キャンペーンの内容は時期によって変わるので、申し込み前に各社の公式サイトで最新情報を確認しましょう。
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乗り換えにかかる時間の目安
全体の所要時間をまとめると以下の通りです。
- 事前準備(書類の用意、データ量の確認など):10〜15分
- 申し込み手続き:15〜20分
- SIMカード到着待ち:1〜3日(eSIMなら即日)
- 開通手続き+APN設定:15〜30分
実際に手を動かす時間は合計で1時間程度です。あとはSIMカードの到着を待つだけなので、思ったよりハードルは低いはずです。
乗り換え後にやっておくべきこと
通信速度の確認
乗り換えが完了したら、まずは通信速度をチェックしましょう。「Speedtest by Ookla」などの無料アプリで簡単に測定できます。自宅、職場、通勤路など、よく使う場所で速度を確認しておくと安心です。
Wi-Fi接続の再設定
APN設定の際にネットワーク設定をリセットした場合は、Wi-Fiのパスワードを再入力する必要があります。自宅のWi-Fiに自動接続されるよう、忘れずに設定し直しましょう。
各種アプリのログイン確認
SIM変更後、SMS認証を使うアプリでログインし直しが必要になることがあります。銀行アプリやSNSなど、重要なアプリが問題なく使えるか確認しておきましょう。電話番号が変わっていなければ、ほとんどのアプリはそのまま使えます。
テザリングの動作確認
テザリングを使う方は、実際にPCやタブレットを接続して動作確認しておきましょう。格安SIMによってはテザリングの設定が別途必要なこともあります。

乗り換えでよくある失敗と対処法
失敗1:SIMカードのサイズを間違えた
スマホによって対応するSIMカードのサイズが異なります。最近のスマホはほとんどが「nanoSIM」ですが、古い機種だと「microSIM」の場合もあります。申し込み前に自分のスマホが対応するSIMサイズを確認しましょう。不安ならeSIMを選ぶのが確実です。
失敗2:APN設定がうまくいかない
iPhoneの場合、古いAPN構成プロファイルが残っていると新しいプロファイルがインストールできないことがあります。「設定→一般→VPNとデバイス管理」から古いプロファイルを削除してから、新しいプロファイルをインストールしてください。
失敗3:MNP予約番号の期限が切れた
MNP予約番号の有効期限は15日間で、多くの格安SIMでは残り10日以上が求められます。期限が切れたら再発行(無料)すれば大丈夫です。ワンストップ方式対応のキャリアならそもそも予約番号が不要なので、この心配はありません。
まとめ:乗り換えは思ったより簡単
格安SIMへの乗り換え方法をまとめます。
- 事前準備(書類・端末確認)をする
- MNP予約番号を取得(ワンストップ方式なら不要)
- 格安SIMの公式サイトから申し込む
- SIMカード到着後、開通手続きをする
- APN設定をしてインターネットに接続
「もっと早く乗り換えればよかった」という声が一番多いのが格安SIMの乗り換えです。月に数千円の節約は、年間にすると5万円以上の差になることも。乗り換えないことの方がよっぽどコストになっています。
この記事を参考に、ぜひ乗り換えにチャレンジしてみてください。手続き自体は30分〜1時間で終わります。浮いたお金で美味しいものを食べたり、趣味に使ったり、乗り換えの効果を実感してもらえるはずです。
※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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