「そろそろ子供にスマホを持たせたいけど、大手キャリアは高い…」「格安SIMでも子供に持たせて問題ないの?」──こんな悩みを持つ親御さんは多いのではないでしょうか。
結論から言うと、格安SIMでも子供にスマホを持たせることは十分可能です。ただし、大手キャリアとは違っていくつか注意すべきポイントがあります。
この記事では、子供に格安SIMを持たせるときに知っておくべき注意点を最新情報をもとに詳しく解説していきます。

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注意点1:フィルタリングサービスの設定は必須
子供にスマホを持たせるなら、フィルタリングの設定は絶対にやるべきです。18歳未満の子供が使うスマホには、法律(青少年インターネット環境整備法)でフィルタリングの利用が義務づけられています。
大手キャリアではフィルタリングサービスが標準で用意されていますが、格安SIMの場合は対応状況がまちまちです。
格安SIMのフィルタリング対応状況
| キャリア | フィルタリングサービス | 月額 |
|---|---|---|
| UQモバイル | あんしんフィルター for UQ mobile | 無料 |
| ワイモバイル | あんしんフィルター | 無料 |
| 楽天モバイル | あんしんコントロール by i-フィルター | 330円/月 |
| mineo | 安心フィルタリング | 385円/月 |
| IIJmio | i-フィルター for マルチデバイス | 396円/月 |
無料で使えるキャリアもあれば、月額300~400円程度かかるキャリアもあります。フィルタリングの料金も含めてトータルコストを計算しないと、正確な比較はできません。子供向けには、フィルタリング無料のUQモバイルやワイモバイルが有利です。
フィルタリングで何ができるのか
フィルタリングサービスでは、主に以下のような制限・管理が可能です。
- 有害サイトへのアクセスブロック:アダルト、暴力、違法薬物などのカテゴリを自動でブロック
- アプリの利用制限:年齢に不適切なアプリのインストールを防止
- 利用時間の管理:スマホの使用時間帯を制限(夜22時以降はブロックなど)
- 閲覧履歴の確認:子供がどんなサイトを見ているか親がチェックできる
- 検索キーワードのフィルタリング:不適切な検索ワードをブロック
フィルタリングの強度は年齢に応じて「小学生モード」「中学生モード」「高校生モード」のように段階的に設定できるサービスが多いです。子供の成長に合わせて制限を緩めていけるので、「最初はきつめに設定→成長に応じて解除」という運用がおすすめです。

注意点2:データ使いすぎ防止の仕組み
子供にスマホを持たせると、ほぼ確実に起こるのが「ギガの使いすぎ」問題です。YouTubeやTikTokを見続けて、あっという間にデータ上限に達してしまうことは日常茶飯事です。
対策1:小容量プランを選ぶ
最初から大容量プランを与えるのではなく、3GB程度の小容量プランからスタートするのがおすすめです。データが足りなくなったら追加する形にすれば、使いすぎを自然に抑制できます。
ちなみに3GBでどのくらい使えるかというと、目安は以下の通りです。
| 用途 | 3GBでの利用目安 |
|---|---|
| LINE(テキスト) | 約100万回以上 |
| LINE(音声通話) | 約100時間 |
| Webサイト閲覧 | 約10,000ページ |
| YouTube(中画質) | 約6時間 |
| TikTok | 約5時間 |
LINEのやりとりやWebの閲覧が中心なら3GBで十分足ります。動画をたくさん見る子供だと厳しいですが、だからこそ「動画は家のWi-Fiで見る」というルールを作るきっかけになります。
対策2:データ上限設定を活用する
一部の格安SIMでは、データ使用量の上限を設定できる機能があります。上限に達するとデータ通信が止まるので、勝手にギガを使い切る心配がありません。
対策3:Wi-Fi環境を整える
自宅にWi-Fi環境があれば、家の中ではモバイルデータを使わずに済みます。「家ではWi-Fi、外ではモバイルデータ」のルールを教えておくと、データの節約になります。
対策4:データ使用量の通知機能を使う
iPhoneでもAndroidでも、データ使用量が一定を超えたら通知してくれる設定が可能です。「2GBを超えたらアラート」のように設定しておくと、子供自身も使いすぎを意識するようになります。親が一方的に制限するのではなく、子供が自分で管理する力を育てることにもつながります。

注意点3:利用時間の制限
「スマホを渡したら、ずっといじっている…」という悩みは、多くの親が経験するものです。格安SIMを持たせるときは、スマホの利用時間を制限する仕組みを必ず設定しましょう。
iPhoneの場合:スクリーンタイム
iPhoneには「スクリーンタイム」という機能が標準搭載されています。アプリごとの使用時間制限、就寝時間中の使用制限、特定アプリのブロックなどが設定可能です。親のiPhoneからリモートで管理できるのも便利です。
スクリーンタイムで設定できる主な項目は以下の通りです。
- 休止時間:指定した時間帯はスマホの使用をほぼ全面ブロック(例:夜21時〜翌朝7時)
- アプリの使用制限:カテゴリごと・アプリごとに1日の使用上限を設定(例:SNSは1日30分まで)
- コンテンツとプライバシーの制限:アプリの購入やダウンロードを親の承認制にできる
- 通信・連絡先の制限:連絡できる相手を限定する
Androidの場合:ファミリーリンク
Androidには「Googleファミリーリンク」というアプリがあり、子供のスマホの利用時間管理、アプリのインストール承認、位置情報の確認などが行えます。
ファミリーリンクの特徴として、子供のスマホ使用状況を週次レポートで確認できる機能があります。「今週はYouTubeを何時間見た」「ゲームアプリを何時間使った」などの情報が視覚的にわかるので、親子でスマホの使い方を振り返るきっかけになります。

注意点4:LINEやSNSの利用ルール
子供がスマホを持つ理由の大半は「LINEを使いたいから」でしょう。LINEは格安SIMでも問題なく使えますが、いくつか注意点があります。
- SMS認証が必要:LINEのアカウント登録にはSMS認証が必要なので、データ専用SIMだと登録できない場合がある。音声通話付きSIMを選ぶのがベター
- ID検索は年齢確認が必要:一部の格安SIMではLINEの年齢確認ができないため、ID検索が使えないことがある(QRコードで友だち追加は可能)
- 知らない人からの連絡:「友だち自動追加」をオフにして、知らない人と繋がらないようにする
また、LINE以外のSNS(Instagram、TikTok、Xなど)については、年齢制限を確認し、親子で利用ルールを決めておくことが大事です。
SNSごとの年齢制限と注意点
| SNS | 年齢制限 | 主なリスク |
|---|---|---|
| LINE | 推奨12歳以上 | 知らない人からの連絡、いじめ |
| 13歳以上 | 個人情報の公開、不適切なDM | |
| TikTok | 13歳以上 | 個人情報の公開、長時間利用 |
| X(旧Twitter) | 13歳以上 | 不適切なコンテンツ、誹謗中傷 |
| YouTube | 13歳以上(※YouTube Kidsは制限なし) | 不適切な動画、長時間利用 |
SNSのアカウントは非公開(プライベート)設定にしておくのが基本です。特にInstagramやTikTokは、公開アカウントだと知らない人からコメントやDMが届く可能性があります。子供にSNSを使わせるなら、最初は必ず非公開アカウントでスタートしましょう。
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注意点5:GPS・見守り機能の有無
子供の居場所を確認できるGPS・見守り機能は、親にとって重要な機能です。格安SIMの場合、キャリア提供の見守りサービスが限定的なことがありますが、代替手段はあります。
スマホ標準の位置共有機能を使う
- iPhone:「探す」アプリで家族の位置情報を共有
- Android:Googleファミリーリンクで位置情報を確認
サードパーティの見守りアプリを使う
格安SIMでも使える見守りアプリは多数あります。位置情報の確認だけでなく、SOSボタンや移動履歴の確認ができるものもあります。iPhoneの「探す」アプリは位置精度が高く、十分実用的です。
見守り機能を選ぶときのポイント
見守り機能は「ただ位置情報がわかればOK」というわけではありません。以下のポイントもチェックしておくと、より安心して使えます。
- ジオフェンス機能:特定のエリア(学校、塾、自宅など)に出入りしたときに自動通知してくれる機能。「学校を出た」「塾についた」が自動でわかる
- 移動履歴の記録:いつどこにいたかの履歴が残る機能。帰りが遅いときに「どこを通って帰ってきたか」を確認できる
- 緊急通報(SOS)ボタン:ワンタッチで親に通知が飛ぶ機能。万が一のときに子供が助けを求められる
- バッテリー残量の確認:子供のスマホのバッテリーが少なくなったら通知してくれる機能

注意点6:契約は親名義で行う
格安SIMの多くは、18歳未満の子供名義では契約できません。親名義で契約して、子供に使わせる形になります。
ただし、一部のキャリアでは利用者登録という仕組みがあり、契約者は親、利用者は子供として登録できます。利用者登録をしておくと、フィルタリングの適用や学割の適用がスムーズになります。
契約に必要なもの
- 親の本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 親のクレジットカード(または口座振替対応の場合は口座情報)
- 子供の本人確認書類(利用者登録する場合)
利用者登録のメリット
利用者登録は面倒に思えるかもしれませんが、やっておくと以下のメリットがあります。
- フィルタリング義務の適用:利用者が18歳未満であることをキャリア側が把握できるため、フィルタリングの案内が適切に届く
- 学割・家族割の適用:子供向けの割引プランが利用できる場合がある
- 年齢に応じたサービス制限:自動的に年齢制限が適用される

注意点7:端末選びも慎重に
子供に持たせるスマホの端末選びも重要です。
中古スマホという選択肢
子供が最初に持つスマホに高額な新品は不要です。型落ちのiPhoneやAndroidを中古で買えば、1~3万円程度で十分使える端末が手に入ります。落としたり壊したりするリスクも考えると、最初は安い端末が無難です。
防水・耐衝撃性能をチェック
子供は大人よりスマホを落とす頻度が高いです。防水・防塵・耐衝撃性能のあるスマホを選ぶか、しっかりしたケースをつけましょう。
画面サイズは大きすぎないものを
小学生の手には大画面スマホは大きすぎます。5~6インチ程度のコンパクトなモデルが持ちやすくておすすめです。
おすすめの端末の選び方
子供向けの端末選びで特に重視すべきポイントをまとめました。
| ポイント | おすすめ基準 | 理由 |
|---|---|---|
| 価格 | 1〜3万円程度 | 壊れても買い替えやすい |
| 画面サイズ | 5〜6インチ | 子供の手に収まるサイズ |
| 防水性能 | IP67以上 | 水濡れ・雨に強い |
| バッテリー | 3,000mAh以上 | 1日持つ容量 |
| OS | 最新から2世代以内 | セキュリティアップデートが受けられる |
中古端末を購入する場合は、OSのバージョンに注意してください。古すぎるOSだとセキュリティアップデートが受けられず、安全面でリスクがあります。iPhoneならiOS 16以降、AndroidならAndroid 12以降の端末を選ぶのが安心です。
注意点8:キャリアメールがない
格安SIMには大手キャリアのようなキャリアメール(@docomo.ne.jpなど)がありません。学校の連絡でキャリアメールを求められるケースは減っていますが、念のため確認しておきましょう。GmailやYahoo!メールで代用できる場合がほとんどです。
注意したいのは、一部の学校や習い事の連絡先登録でフリーメールが弾かれるケースがまれにあることです。事前に学校や習い事の連絡先として使えるか確認しておくと安心です。最近はメール連絡自体が減り、連絡アプリ(学校連絡網アプリなど)を使うところが増えているので、キャリアメールがなくて困ることはほぼありません。
注意点9:緊急時の通話について
格安SIMの中にはデータ通信専用SIMもあります。データ専用SIMだと110番や119番などの緊急通報ができません。子供に持たせるなら、必ず音声通話付きSIMを選んでください。
また、格安SIMでも110番・119番への緊急通報は問題なく行えます。「格安SIMだと緊急通報できない」と誤解されがちですが、音声通話付きSIMであれば大手キャリアと同様に緊急通報が可能です。
子供にはスマホの緊急通報機能の使い方を教えておきましょう。iPhoneなら電源ボタンを5回連続押しするとSOSモードが起動します。Androidは電源ボタンを素早く5回押すと緊急通報ができる機種が多いです。

子供向けにおすすめの格安SIM
UQモバイル
フィルタリングが無料で、店舗でのサポートも受けられる安心感が魅力です。通信速度も安定しており、子供のファーストスマホにぴったりです。au回線を使っているので、通信エリアの広さも申し分ありません。
ワイモバイル
フィルタリング無料に加え、家族割で2回線目以降が割引になるのがお得です。すでに親がワイモバイルを使っているなら、子供も合わせるのが良い選択です。ソフトバンク回線なので、都市部でも郊外でもつながりやすいのもポイントです。
楽天モバイル
3GBまで月額1,078円の従量制で、使わなければ安く済むのがメリットです。ただし、フィルタリングサービスは月額330円かかります。データを使った分だけ料金が上がる仕組みなので、子供がどれだけ使うか予測しにくい場合に向いています。
トーンモバイル
子供向け機能に特化した格安SIMです。AIによる不適切な写真撮影の警告機能や、歩きスマホ警告など独自の見守り機能が充実しています。「子供に安全なスマホを持たせたい」という親御さんには最も安心できる選択肢です。
キャリア選びの比較表
| キャリア | 月額目安 | フィルタリング | 店舗サポート | おすすめポイント |
|---|---|---|---|---|
| UQモバイル | 1,628円〜 | 無料 | あり | 安定した速度+無料フィルタリング |
| ワイモバイル | 1,078円〜 | 無料 | あり | 家族割で2回線目以降お得 |
| 楽天モバイル | 1,078円〜 | 330円/月 | あり | 使った分だけの従量制 |
| トーンモバイル | 1,100円〜 | 込み | あり | 子供向け見守り機能が最充実 |
何歳からスマホを持たせるべき?
「子供にスマホを持たせるのは何歳から?」というのも、親御さんがよく悩むポイントです。
内閣府の調査によると、小学校高学年(10〜12歳)頃からスマホを持ち始める子供が急増しています。中学入学をきっかけにスマホを持たせるケースが最も多いようです。
ただし、何歳からが正解という明確な答えはありません。以下のような状況であれば、スマホを持たせるタイミングとして適切と言えます。
- 通学路が長い・電車通学を始める:連絡手段と見守り機能が必要
- 習い事で帰りが遅くなる:位置確認や連絡のために
- 周りの友達の多くがスマホを持っている:コミュニケーションツールとして
- スマホのルールについて親子で話し合える年齢:ルールの意味を理解できる

親子で決めておくべきスマホルール
格安SIMを持たせる前に、親子でスマホのルールを話し合っておきましょう。一方的に押し付けるのではなく、一緒に決めることが大事です。
- 使用時間:何時から何時まで使っていいか
- 使用場所:食事中や就寝前は使わないなど
- アプリのインストール:親の許可を得てからインストールする
- 課金:ゲームへの課金はどうするか
- SNSの利用:何歳からどのSNSを使っていいか
- 知らない人との連絡:知らない人からのメッセージにはどう対応するか
- 困ったときの対応:トラブルが起きたら必ず親に相談する
ルールを決めるときのコツは、「なぜそのルールが必要なのか」を子供に説明することです。「ダメだからダメ」ではなく、「夜遅くまでスマホを見ていると睡眠に影響が出るから」のように理由を伝えると、子供も納得して守りやすくなります。
また、ルールは定期的に見直しましょう。子供が成長すれば行動範囲もリテラシーも変わります。半年に1回くらいのペースで「今のルールでいいか」を話し合う機会を作るのがおすすめです。
まとめ:準備をしっかりすれば格安SIMで十分
子供に格安SIMを持たせるときの注意点をまとめます。
- フィルタリング設定は法律で義務。キャリアごとの対応を確認する
- データ使いすぎ防止のために小容量プランからスタート
- 利用時間の制限はスクリーンタイムやファミリーリンクで設定
- LINEやSNSは年齢制限と非公開設定を確認
- GPS・見守り機能で居場所を確認できるようにする
- 契約は親名義で行い、利用者登録をする
- 端末は中古や型落ちで十分。防水・耐衝撃モデルがおすすめ
- 音声通話付きSIMを選んで緊急通報に対応
- 親子でスマホルールを一緒に決めて、定期的に見直す
格安SIMなら月額1,000円前後で子供にスマホを持たせられます。大手キャリアと比べてかなり安いので、注意点をしっかり押さえて、賢く活用していきましょう。月額の差額を貯金に回せば、子供の進学資金にもなりますよ。
※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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