動画視聴やテザリング、クラウドサービスの利用が多い方にとって、50GBクラスの大容量プランは心強い存在だ。以前は大容量=大手キャリア一択だったが、記事執筆時点では月額2,000円台から50GBが使える格安SIMも登場している。ここでは50GB前後の大容量プランを提供している格安SIMを料金・速度・サービスの観点から比較していく。

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50GBプランの料金比較一覧
記事執筆時点で50GB前後の大容量プランを提供している主要格安SIM・キャリアの料金をまとめた。
| 格安SIM / キャリア | 容量 | 月額料金(税込) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 日本通信SIM | 50GB | 2,178円 | 70分無料通話付き |
| mineo(マイピタ) | 30GB | 2,178円 | 3Mbps使い放題付き |
| ahamo | 30GB | 2,970円 | 5分かけ放題付き |
| 楽天モバイル | 無制限 | 3,278円 | 20GB超は定額 |
| povo2.0 | 月110GB相当 | 月あたり約3,270円 | 1年トッピング |
50GBプランで最安級は日本通信SIMの月額2,178円。50GBに加えて月70分の無料通話が付くため、コストパフォーマンスは抜群だ。ただし、大手キャリアからの乗り換えを考えている方は、MVNOの速度面のデメリットも理解しておく必要がある。
日本通信SIM 合理的50GBプラン|大容量最安級
日本通信SIMの「合理的50GBプラン」は月額2,178円(税込)。50GBの大容量に月70分の無料通話が含まれたプランで、通話オプションを「5分かけ放題」に切り替えることもできる。
ドコモ回線を利用しているため、対応エリアは全国広域をカバー。契約期間の縛りや解約金もなく、気軽に試せるのも魅力だ。
50GBでこの料金はMVNOの中でもトップクラスの安さ。ただし、お昼時や夕方の混雑時間帯は速度が落ちやすいため、速度を重視する方は注意が必要だ。また、余ったデータの繰り越しには対応していないため、毎月コンスタントに50GB前後を使う方に向いている。
楽天モバイル|50GB以上使っても月額3,278円
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は、データ使用量に応じて自動で料金が変わる従量制を採用している。20GB超はどれだけ使っても月額3,278円(税込)で定額だ。
つまり、月に50GB使っても100GB使っても料金は変わらない。大容量を毎月安定的に使いたい方にとっては、容量を気にしなくていいのが最大のメリットと言える。
楽天モバイルはMNO(自社回線を持つキャリア)のため、MVNOと比べて通信品質が安定しやすい。ただし、建物の奥や地下では電波が弱い場合がある。エリアに不安がある方は公式サイトで対応エリアを事前にチェックしておこう。

ahamo|ドコモ品質で30GBから
ahamoは月額2,970円(税込)で30GBが使え、5分かけ放題が含まれている。さらに「大盛りオプション」を追加すると月額4,950円(税込)で110GBまで拡大できる。
ahamoの最大の強みはドコモ回線を直接使うMNO品質であること。お昼の混雑時間帯でも速度が安定しやすく、エリアの広さもドコモ品質そのものだ。通信速度を妥協したくない方にはかなり有力な選択肢になる。
ただし、ahamoはオンライン専用プランのため店舗でのサポートは原則として受けられない。手続きやトラブル対応はすべてオンラインで行う必要がある点は理解しておこう。
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povo2.0|必要なときだけ大容量を追加
povo2.0は基本料金0円で、必要な分だけデータを「トッピング」で購入するスタイル。記事執筆時点では、1年間有効の「1.32TB(365日間)」トッピングが39,240円で提供されている。月あたりに換算すると約3,270円で110GBが使える計算だ。
50GBを毎月安定的に使うなら年間トッピングがお得だが、「今月だけ大容量が必要」という使い方もできるのがpovo2.0の柔軟さ。使わない月は最低限のトッピング(330円/回)だけで回線を維持できるため、月によってデータ使用量の波が大きい方に特に向いている。
mineo マイピタ30GB|実質使い放題に近い
mineoのマイピタは容量増量により、旧20GBプランが料金据え置きで30GBに拡大されている。月額2,178円で30GBが使え、容量超過後も最大3Mbpsで使い放題となる「パケット放題 Plus」が無償で付帯する。
3Mbpsの速度があれば、YouTubeの標準画質やSNS閲覧、Web検索は問題なく使える。つまり30GBを使い切った後も日常的な通信には困らず、実質的には使い放題に近い使い方が可能だ。
50GBプランではないが、「30GB+使い放題」と考えれば、50GB以上のデータを実質的に使えるケースも多い。料金を抑えつつ大容量を確保したい方はミネオも候補に入れてみよう。
mineoのパケット放題 Plusは最大3Mbpsの速度であり、常にこの速度が保証されるわけではない。回線の混雑状況によってはさらに速度が低下する場合がある点は留意しておこう。
50GBでどれくらいのことができる?用途別の目安
50GBあると具体的にどんな使い方ができるのか、主な用途ごとにまとめた。
- YouTube(標準画質480p):約83時間(1日約2時間40分)
- YouTube(高画質720p):約50時間(1日約1時間40分)
- Instagram閲覧:約71時間
- 音楽ストリーミング:約700時間(1日23時間以上=実質使い放題)
- テザリングでのPC利用(Web中心):1日2時間で月約15GB(他にまだ35GBの余裕)
毎日動画を2時間見ても余裕がある計算なので、50GBはかなり余裕のある容量帯と言える。テザリングでPCを使う方も、Web閲覧やメール中心なら十分にカバーできるはずだ。
50GBプランの選び方ポイント
料金とデータ量のバランス
50GB使いたいなら日本通信SIM(2,178円)が最安。ただし、50GBを毎月使い切るかわからない場合は、楽天モバイル(3,278円で無制限)やpovo2.0(都度購入)のほうが無駄が少ない可能性もある。
速度を重視するならMNO系
日本通信SIMはMVNOのため、混雑時間帯の速度低下がネック。速度を重視するならahamo(ドコモ品質)や楽天モバイル(自社回線)を選ぶのが安心だ。
通話付きかどうか
日本通信SIMは70分無料通話付き、ahamoは5分かけ放題付き。通話料も含めたトータルコストで比較すると、単純な月額以上の差が出る場合がある。

よくある質問(Q&A)
Q. 50GBプランでテザリングはできる?
紹介したすべてのサービスでテザリングは可能。ただし、テザリング利用分もデータ容量にカウントされるため、PCでの動画視聴やファイルダウンロードを頻繁に行うと、50GBでも足りなくなることがある。テザリング利用が多い方は楽天モバイルの無制限プランも検討しよう。
Q. 50GBも使い切れるか心配…
毎月のデータ使用量がわからない方は、まずスマホの設定画面でデータ使用量を1ヶ月間記録してみるのがおすすめ。50GBも使っていなければ、20~30GBプランのほうがコスパ良く使える場合がある。
Q. 光回線の代わりに50GBプランは使える?
一人暮らしでWeb閲覧やSNSがメインなら、50GBプランで光回線の代わりとして使える可能性はある。ただし、複数端末での同時利用や高画質動画のストリーミングが多い場合は、光回線のほうが安定する。あくまで「代用」であり、完全な代替としてはおすすめしにくい。
まとめ|50GBプランの選び方
大容量の50GBプランは、用途やこだわりポイントによって選択肢が大きく変わってくる。おすすめを改めて整理しよう。
- 安さ重視:日本通信SIM 50GB(月額2,178円、70分通話付き)
- 無制限で安心:楽天モバイル(月額3,278円、使い放題)
- 速度重視:ahamo 30GB(月額2,970円、ドコモ品質)+大盛り(月額4,950円で110GB)
- 柔軟に使いたい:povo2.0(必要な分だけトッピング購入)
- 実質使い放題:mineo 30GB(月額2,178円、3Mbps使い放題付き)
料金は随時改定される可能性があるため、契約前には各社の公式サイトで最新情報を確認してほしい。大容量プランの比較については、「総務省 携帯電話ポータルサイト」でも各キャリアの料金比較が公開されている。実測速度は「みんなのネット回線速度」で確認できるので、あわせて参考にしてほしい。
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