2回線持ちを3年以上続けて、毎月の通信費と速度データを記録し続けてきた結果、デュアルSIM運用にしてから年間の通信費が約4万円も安くなった上に、通信障害時も一度も困りませんでした。
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メインとサブの使い分け、やってる人が急増中
スマホの回線を「メイン」と「サブ」で分けて使うスタイルは、かなり一般的になってきています。デュアルSIM対応スマホの普及に加えて、月額数百円から使える格安SIMプランが充実してきたことで、2回線持ちのハードルがめちゃくちゃ下がりました。
「どうやってメインとサブを使い分けるの?」「そもそもメインとサブって何が違うの?」こうした疑問を持っている方のために、この記事ではメイン・サブの使い分けについて徹底的に解説していきます。
使い分けのパターンから具体的な組み合わせ例、設定方法、注意点まで全部カバーするので、この記事を読み終わる頃には「よし、自分もやってみよう」と思えるはずです。

メイン回線とサブ回線、それぞれの役割
メイン回線の役割
メイン回線は、文字通り普段のメインで使う回線です。求められるのは以下の要素です。
- 通信速度が安定している:動画視聴やSNSをストレスなく使える
- 音声通話ができる:メインの電話番号として使う
- データ量が十分にある:月の大部分のデータ通信をまかなう
- エリアカバー率が高い:どこでも繋がる安心感
メイン回線に求められるのは「安定感」です。速度が速い、データ量が十分、どこでも繋がる。この3つが揃っていることが最優先です。
サブ回線の役割
サブ回線は、メインを補完するための回線です。使い方は人によってさまざまです。
- 通信障害時のバックアップ:メインが使えないときの保険
- データ量の補充:メインのギガが足りないときに切り替え
- 2つ目の電話番号:仕事用やプライベート用の使い分け
- 特定の用途に特化:テザリング用、海外用など
サブ回線に求められるのは「コスパ」です。月額数百円で持てること、必要なときだけ使えること。メインほどの品質は求めない代わりに、維持費を極力抑えるのがポイントです。
2回線持ちのメリットを深掘り
通信障害への備え
通信障害はいつ起きるかわかりません。大手キャリアでも過去に大規模な障害が発生しています。メイン回線がダウンしたとき、サブ回線があればLINE、電話、マップなど最低限の機能は確保できます。特に仕事でスマホを使う人にとって、通信手段が完全に途切れるリスクは避けたいところです。
コスト最適化
意外に思うかもしれませんが、2回線持ちのほうが1回線より安くなるケースがあります。メインを小容量の安いプランにして、足りない分をサブのデータ専用SIMで補う。この組み合わせが、メイン1本で大容量プランを契約するよりトータルで安くなることが多いんです。
使い分けの自由度
仕事とプライベートの番号を分けたり、時間帯で使う回線を変えたり、旅行時だけサブを使ったり。2回線持ちは通信の自由度がグッと上がります。「この場面ではこっちの回線」と使い分ける習慣がつくと、もう1回線には戻れなくなりますよ。

使い分けパターン別おすすめ構成
パターン1:通信障害への備え重視
最もシンプルな使い方です。メインがダウンしたときの保険としてサブを持っておくパターンです。
| メイン | サブ | |
|---|---|---|
| 回線 | ドコモ系(例:ahamo) | au系(例:povo2.0) |
| 用途 | 普段の通信・通話すべて | 非常時のバックアップ |
| 月額 | 2,970円 | 0円〜 |
この構成ならサブ回線の月額はほぼゼロです。povo2.0は基本料0円で、半年に1回トッピングを買うだけで維持できます。年間の追加コストは数百円程度。この金額で通信障害の保険が手に入ると考えると、コスパは抜群です。
パターン2:データ量を賢く増やす
メインのデータ量を少なめにして、サブでデータを補充するパターンです。プランを上げるよりトータルコストを抑えられることが多いです。
| メイン | サブ | |
|---|---|---|
| 回線 | au系(例:UQモバイル 4GB) | ドコモ系(例:IIJmio 5GB eSIM) |
| 用途 | 通話+普段の通信 | データ通信の補充 |
| 月額 | 2,365円 | 660円 |
| 合計 | 9GB 3,025円 | |
UQモバイル単体で15GBプランにすると3,465円なので、この構成のほうが安くて回線の冗長性も確保できます。しかも9GBと十分な容量が確保できるうえ、回線が分かれているので通信障害対策にもなります。一石二鳥の構成です。

パターン3:仕事とプライベートを分ける
2つの電話番号を持って、用途別に使い分けるパターンです。
| メイン(プライベート) | サブ(仕事用) | |
|---|---|---|
| 回線 | 楽天モバイル | 日本通信SIM |
| 用途 | プライベートの通話・通信 | 仕事の電話・連絡 |
| 月額 | 1,078円〜 | 290円〜 |
仕事用の番号を持っておくと、退勤後は仕事回線をオフにするということもできます。ワークライフバランスの改善にも一役買います。
フリーランスや副業をしている人にもこの構成はおすすめです。仕事の問い合わせとプライベートの電話が混在すると管理が面倒ですが、番号を分けるだけで格段にスッキリします。合計で月1,368円からという低コストで実現できるのも魅力です。
パターン4:速度重視+コスパ重視のハイブリッド
平日昼間の速度差がキャリア直営とMVNOで5倍以上あるため、時間帯で使い分けるのが効率的です。
| メイン | サブ | |
|---|---|---|
| 回線 | ahamo or LINEMO | mineo マイそく |
| 用途 | 昼休みの動画視聴・SNS | 夜間のデータ通信 |
| 月額 | 990円〜 | 990円 |
mineoのマイそくは最大1.5Mbpsで使い放題ですが、平日昼の12〜13時は速度制限がかかります。その時間帯はメインを使い、それ以外はmineoで使い放題という運用です。
この構成のポイントは、メインをLINEMOのベストプラン(3GB/990円)にして、データ通信の大部分をmineoのマイそく(使い放題/990円)でまかなうこと。合計月1,980円で「速い回線+使い放題」が手に入るのは破格です。
パターン5:海外利用を見据えた構成
海外出張や旅行が多い人向けの構成です。
| メイン | サブ | |
|---|---|---|
| 回線 | LINEMO or IIJmio | 楽天モバイル |
| 用途 | 国内のメイン通信 | 海外での通信+通話無料 |
| 月額 | 990円〜 | 1,078円〜 |
楽天モバイルは海外でも毎月2GBまで無料で使えるので、海外旅行や出張時のサブ回線として優秀です。Rakuten Linkを使えば海外からの国内通話も無料。国内ではメイン回線をメインに使い、海外ではサブの楽天モバイルをメインにする…という使い方が可能です。
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メインとサブの切り替え方法
デュアルSIMスマホでは、データ通信に使う回線をワンタップで切り替えられます。
iPhoneの場合
- 「設定」→「モバイル通信」を開く
- 「モバイルデータ通信」をタップ
- データ通信に使いたい回線を選択
コントロールセンターから素早く切り替えることも可能です。モバイル通信のアイコンを長押しすると、回線切り替えのメニューが出ます。日常的に切り替える人は、この方法のほうがずっと楽です。
Androidの場合
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」を開く
- 「モバイルデータ」で使いたいSIMを選択
機種によって設定画面の名称が異なりますが、基本的な操作は同じです。Pixelシリーズの場合はクイック設定パネルからも切り替えられて便利です。

使い分けで失敗しないための注意点
データ通信のデフォルト設定に気をつける
スマホのデータ通信はデフォルトに設定した回線を自動的に使います。サブ回線をデフォルトにしたまま忘れていて、気づいたらサブのデータを使い切っていた…という失敗はよくあります。データ量が多いほうの回線をデフォルトに設定しておきましょう。
SMS認証がどちらの番号に届くか確認
各種サービスのSMS認証は登録した電話番号に届きます。メインの番号を変えた場合は、主要なサービスのSMS認証用の番号も変更しておかないとログインできなくなることがあります。
バッテリー消費の増加
2回線同時に接続していると、バッテリーの消耗が1〜2割ほど増えることがあります。バッテリー持ちが気になる方は、使わないときにサブ回線をオフにするのがおすすめです。
通話の発信番号に注意
電話をかけるとき、どちらの番号で発信するかを意識する必要があります。うっかりプライベートの番号で仕事の電話をかけてしまうことがないように気をつけましょう。iPhoneの場合は電話アプリで発信時に回線を選べるので、確認する癖をつけておくと安心です。
メインとサブ、どちらに格安SIMを使う?
「メインは大手キャリアで、サブに格安SIM」というのが王道パターンですが、メインもサブも格安SIMで十分という方が増えています。
ahamoやLINEMO、UQモバイルといったキャリアのサブブランドは、本家キャリアとほぼ同じ通信品質を持ちながら料金が安いです。これをメインに据えて、サブにMVNOの超格安プランを組み合わせるのがコスパ抜群の構成です。
具体的には、メインにLINEMOやahamo(キャリア品質で月990円〜2,970円)、サブにpovo(0円維持)やIIJmio eSIM(月440円〜)という組み合わせ。メインのキャリア品質を確保しつつ、サブの維持費を極限まで抑えられます。
逆に「メインをMVNO、サブをキャリア直営」にする人もいます。普段はMVNOの安いプランで節約して、お昼時など速度が落ちる時間帯だけキャリア直営の回線に切り替える運用です。ただし操作が少し面倒なので、あまり手間をかけたくない人には向いていません。

使い分けにおすすめのスマホ
メインとサブを使い分けるなら、デュアルSIM対応のスマホが必須です。ほとんどのスマホがデュアルSIMに対応していますが、対応方式を確認しておきましょう。
- 物理SIM + eSIM:最も一般的な構成
- eSIM + eSIM:iPhone 13以降、一部のAndroidで対応
- 物理SIM × 2:一部のAndroid端末で対応
iPhoneならiPhone XS以降がデュアルSIM対応。AndroidはPixel、Galaxy、Xperiaなど主要シリーズのほとんどが対応しています。
デュアルSIM運用で特におすすめの端末
iPhone 15シリーズ:eSIM×2に対応しているので、物理SIMカードなしで2回線運用が可能。SIMトレイの差し替え不要で、設定画面だけで回線の追加・切り替えが完結します。
Google Pixel 8:物理SIM+eSIMのデュアルSIM対応。クイック設定パネルから回線を簡単に切り替えられるのが便利です。コスパも良く、格安SIMとの相性が抜群です。
Galaxy S24シリーズ:eSIM×2に対応。Samsungの高品質なディスプレイと処理性能に加え、デュアルSIMの使い勝手も良好です。
よくある質問
Q. 2回線持ちのデメリットは?
バッテリー消費が1〜2割増える点と、月額料金が純粋に増える点がデメリットです。ただし、メインのプランを下げて2回線にした方がトータルで安くなるケースも多いので、必ずしもデメリットとは言えません。
Q. eSIMが2枚入るスマホって?
iPhone 13以降はeSIM×2のデュアルeSIMに対応しています。AndroidではPixel 7以降やGalaxy S23以降など、一部の新しい端末が対応しています。物理SIMスロットなしのeSIMオンリー端末も増えてきています。
Q. 電話をかけるとき、どっちの番号で発信される?
iPhoneの場合、電話アプリの発信画面で回線を選べます。デフォルトの音声通話回線を設定しておけば、通常はデフォルト回線から発信されます。Androidも同様に、発信時に回線を選択できます。
まとめ:自分に合った使い分けスタイルを見つけよう
- 通信障害の備えなら、サブは基本料0円のプランでOK
- データ量を増やしたいなら、メインを小容量にしてサブで補充がコスパ良し
- 番号を分けたいなら、両方音声通話付きプランを選ぶ
- メインとサブは異なるキャリア回線にするのが基本
- デュアルSIM対応スマホなら1台で2回線運用可能
- 回線切り替えはiPhoneならコントロールセンターから数秒で可能
月額数百円のプラスで通信の安心感と利便性がぐっと上がるので、まだやっていない方はぜひ試してみてください。一度体験すると、もう1回線には戻れなくなるかもしれません。
まずはpovo2.0(基本料0円)をサブ回線として追加するのが最も気軽な第一歩です。eSIMなら契約から開通まで数分で完了するので、「とりあえず試してみる」くらいの気持ちで始められますよ。
※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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