15社以上の格安SIMだけでなく、主要なホームルーターも全機種契約して実測比較してきた結果、格安SIMとホームルーターの組み合わせ次第で月々の通信費が1万円以上変わることもあると分かりました。
「光回線は工事が面倒…ホームルーターってどうなの?」「格安SIMとホームルーターの組み合わせで通信費を安くできる?」こうした疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
自宅のインターネット環境を整えたいけど、光回線の工事は面倒だし費用もかかる。そんな方に注目されているのがホームルーター(置くだけWi-Fi)です。この記事では、格安SIMとホームルーターを組み合わせて通信費を節約する方法を詳しく解説していきます。

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ホームルーターとは?
ホームルーターは、コンセントに挿すだけで自宅にWi-Fi環境を作れるデバイスです。モバイル回線(4G/5G)を使うので、光回線のような工事が一切不要。引っ越しのときもコンセントを挿し替えるだけで使えます。
ホームルーターのメリット
- 工事不要でコンセントに挿すだけ
- 最短即日でネットが使える
- 引っ越し時の手続きが簡単
- 光回線が引けない物件でも使える
- 端末代金が実質無料になるキャンペーンが多い
ホームルーターのデメリット
- 光回線より通信速度が遅いことがある
- 電波状況に左右される
- 同時接続数が多いと速度が低下しやすい
- ラグ(遅延)が光回線より大きい
- 登録住所以外では使用できない
ホームルーターの設置場所のコツ
ホームルーターの速度は設置場所によって大きく変わります。窓際に置くだけで速度が2倍以上変わることもあるので、以下のポイントを意識してみてください。
- 窓際に置く:外からの電波を受信しやすくなる
- 高い位置に置く:床に置くより棚の上の方が電波を拾いやすい
- 障害物を避ける:金属製の棚や電子レンジの近くは避ける
- 部屋の中心に近い場所:家の隅に置くとWi-Fiが届きにくい部屋ができる

主要ホームルーターの比較
各ホームルーターの速度にはかなり差があります。どれを選ぶかで体感がガラッと変わるため、しっかり比較しましょう。
ドコモ home 5G
- 月額:4,950円
- データ容量:無制限
- 回線:ドコモ 5G/4G
- 特徴:ドコモの高品質な回線を使用。下り平均150〜200Mbpsと、ホームルーターの中で頭一つ抜けた速度
- 同時接続台数:最大65台
ドコモ home 5Gは「ホームルーターで速度を妥協したくない」という方のベストチョイスです。5Gエリア内なら下り300Mbpsを超えることもあり、光回線に迫るパフォーマンスを発揮します。4Gエリアでも安定して100Mbps以上出ることが多く、動画視聴やWeb会議でストレスを感じることはほぼありません。
ソフトバンクエアー(SoftBank Air)
- 月額:5,368円(1年目は割引あり)
- データ容量:無制限
- 回線:ソフトバンク 5G/4G
- 特徴:ワイモバイルとのセット割あり。キャッシュバックキャンペーンが豊富
- 同時接続台数:最大128台
ソフトバンクエアーの強みはキャッシュバックの手厚さです。代理店経由で申し込むと30,000~40,000円のキャッシュバックがもらえることもあり、初期コストを大幅に抑えられます。ワイモバイルとのセット割(おうち割光セット)が使えるのも大きなメリットです。
WiMAX(UQ WiMAX / 各種プロバイダ)
- 月額:4,268円〜(プロバイダによる)
- データ容量:無制限
- 回線:WiMAX 2+ / au 5G/4G
- 特徴:プロバイダが多く価格競争で安い。UQモバイルとのセット割あり
- 同時接続台数:最大40台
WiMAXは複数のプロバイダから選べるため、キャンペーン次第では月額3,000円台で利用できることもあります。GMOとくとくBBやBIGLOBEなどのプロバイダが人気です。また、WiMAXのホームルーターは外出先でも使えるモバイルルータータイプもあるので、用途に合わせて選べます。
楽天ターボ(Rakuten Turbo)
- 月額:4,840円
- データ容量:無制限
- 回線:楽天 5G/4G
- 特徴:楽天モバイルとのセット利用で楽天ポイント還元あり
- 同時接続台数:最大128台
楽天ターボは楽天経済圏を活用している方に向いています。楽天モバイルとのセットで楽天市場のポイント倍率がアップするため、日常的に楽天サービスを利用している方はトータルのお得度が高くなります。

格安SIM × ホームルーターのおすすめ組み合わせ
組み合わせ1:ワイモバイル + ソフトバンクエアー
- ワイモバイル Mプラン:2,178円 – 1,188円(おうち割)= 990円
- ソフトバンクエアー:5,368円(初年度割引あり)
- 合計:約6,358円/月
おうち割が光回線だけでなくソフトバンクエアーにも適用されるのがポイントです。家族複数人なら割引の合計額がさらに大きくなります。家族4人でワイモバイルを使っていれば、おうち割だけで月4,752円の割引になり、ソフトバンクエアーの月額のほとんどを相殺できる計算です。
組み合わせ2:UQモバイル + WiMAX
- UQモバイル トクトクプラン:3,465円 – 1,100円(自宅セット割)= 2,365円
- WiMAX(GMOとくとくBBなど):約4,268円
- 合計:約6,633円/月
UQモバイルの自宅セット割はWiMAXでも適用されます。au回線ベースの通信でホームルーターもスマホも安定した通信が期待できるバランスの良い組み合わせです。
組み合わせ3:IIJmio + ドコモ home 5G
- IIJmio 5GBプラン:990円
- ドコモ home 5G:4,950円
- 合計:5,940円/月
セット割はありませんが、IIJmioの料金がそもそも安いのでトータルのコストは抑えられます。ドコモ home 5Gの通信品質が高いので、速度重視の方におすすめです。自宅では高速なhome 5GのWi-Fiを使い、外出先ではIIJmioの5GBで十分という方にぴったりの組み合わせです。
組み合わせ4:楽天モバイル + 楽天ターボ
- 楽天モバイル(3GBまで):1,078円
- 楽天ターボ:4,840円
- 合計:5,918円/月
楽天経済圏をフル活用したい方向けです。楽天ポイントの還元率アップも期待できます。
組み合わせ5:mineo + ドコモ home 5G(コスト最優先)
- mineo マイそくスタンダード(最大1.5Mbps使い放題):990円
- ドコモ home 5G:4,950円
- 合計:5,940円/月
mineoのマイそくは月額990円で最大1.5Mbpsの通信が使い放題のプランです。動画やSNSの利用程度なら外出先でも問題なく使えます。自宅ではhome 5Gの高速回線を使い、外出先ではmineoの使い放題プランで過ごすという二段構えの通信環境が月約6,000円で手に入ります。

ホームルーターと光回線、どちらを選ぶべき?
ホームルーターが向いている人
- 賃貸で光回線の工事ができない・したくない方
- 引っ越しが多い方
- すぐにネット環境が必要な方
- 一人暮らし〜二人暮らしの方
- ライトなネット利用(SNS、動画視聴、Web閲覧)がメインの方
光回線が向いている人
- 家族が多く同時接続する方
- オンラインゲームをする方(低遅延が必要)
- 在宅ワークでビデオ会議が多い方
- 大容量のファイルをアップロード・ダウンロードする方
- 長期間同じ住所に住む予定の方
速度・料金・手軽さの比較表
| 項目 | ホームルーター | 光回線 |
|---|---|---|
| 初期工事 | 不要 | 必要(1~2ヶ月待ちの場合も) |
| 月額料金 | 4,200~5,400円程度 | 4,000~6,000円程度 |
| 下り速度(実測) | 50~200Mbps | 200~500Mbps |
| 遅延(Ping値) | 30~60ms | 5~20ms |
| 引っ越し時 | 住所変更手続きのみ | 撤去工事+新居で開通工事 |
| 契約期間 | 2~3年が多い | 2~3年が多い |
月額料金はほとんど変わりませんが、速度と遅延には明確な差があります。普段使いならホームルーターで十分ですが、オンラインゲームや大容量通信が多い方は光回線の方が安心です。
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ホームルーターの代わりに格安SIMのテザリングで済ませる方法
「そもそもホームルーターも要らないかも?」という方もいるかもしれません。格安SIMのテザリングだけで自宅のネット環境をまかなう方法もあります。
楽天モバイルのテザリングで固定回線代わり
楽天モバイルはデータ無制限で月額3,278円。テザリングも無制限で使えるので、データ使用量がそこまで多くなければホームルーターの代わりになり得ます。ホームルーター代の月4,000〜5,000円がまるっと浮くため、年間で5〜6万円の節約になります。
ただし、テザリングだとスマホのバッテリー消費が激しいのと、同時接続数に限りがあるのがネックです。一人暮らしで軽いネット利用なら選択肢としてアリです。
povo2.0のトッピングで必要な分だけ使う方法
povo2.0は基本料0円で、必要な時にデータ容量をトッピングする方式です。自宅にいる日だけ「データ使い放題(24時間)」を330円で追加するという使い方もできます。月に15日自宅で使うとしても月4,950円で済むので、ホームルーターとほぼ同額ですが、使わない日は0円で済むのがメリットです。

ホームルーター契約時の注意点
1. 設置場所のエリア確認
ホームルーターはモバイル回線を使うので、電波が届く場所でないと使えません。特に5G対応を期待する場合は、自宅が5Gエリアに入っているか事前に確認しましょう。
2. 契約期間と違約金
2〜3年の契約期間があるサービスが多いので、途中解約すると違約金が発生することがあります。途中解約時の残債が数万円になることもあるため、契約前に必ず確認してください。
3. 端末代金の分割払い
ホームルーターの端末代金は実質無料(月々の割引で相殺)のケースが多いですが、途中解約すると残りの端末代金が一括請求されることがあるので要注意です。
4. 登録住所以外では使えない
ホームルーターは基本的に契約時に登録した住所でのみ使用できます。持ち運んで別の場所で使うことはできないので注意してください(引っ越し時は住所変更手続きが必要)。
5. 速度制限の可能性
「データ無制限」と謳っていても、短期間に大量のデータを使用すると速度制限がかかる場合があります。各サービスの公平利用ポリシーを事前にチェックしておきましょう。
通信費をさらに節約するための追加テクニック
家族でまとめてセット割を最大化する
セット割は同一世帯の家族にも適用されることが多いです。例えばワイモバイル+ソフトバンクエアーの場合、家族全員のワイモバイル回線におうち割が適用されます。家族3人なら月3,564円、4人なら月4,752円の割引になるため、大人数の家族ほどお得度が増します。
キャッシュバックキャンペーンを活用する
ホームルーターは代理店経由で申し込むとキャッシュバックがもらえることが多いです。公式サイトから直接申し込むよりも数万円お得になることがあるので、申し込み前にキャンペーン情報を比較しましょう。
不要なオプションは解約する
契約時にオプションが付けられていることがあります。初月無料のオプションでも、解約を忘れると翌月から課金されるので、不要なオプションは早めに解約してください。
まとめ:格安SIM × ホームルーターで工事不要の節約プラン
格安SIMとホームルーターの組み合わせは、工事不要で手軽に自宅のネット環境を整えられるのが最大のメリットです。セット割が使える組み合わせならさらに通信費を節約できます。
- セット割重視 → ワイモバイル × ソフトバンクエアー or UQモバイル × WiMAX
- 速度重視 → IIJmio + ドコモ home 5G
- 楽天経済圏 → 楽天モバイル + 楽天ターボ
- コスト最優先 → mineo + ドコモ home 5G
- 最安 → 楽天モバイルのテザリングで代用(一人暮らし向け)
- ホームルーターは設置場所で速度が大きく変わるため、窓際の高い位置に置く
- 家族でまとめてセット割を使えばさらに節約効果が大きい
ホームルーターの実測速度はみんなのネット回線速度で実際のユーザーの計測結果を確認できます。各社のキャンペーン情報は価格.comのホームルーター比較もチェックしてみてください。
※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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