格安SIMのプランを選ぶとき、「月何GB必要なんだろう?」って悩みますよね。
大手キャリアで「使い放題プラン」に慣れていると、そもそも自分が何GB使っているか把握していない方も多いはずです。でも格安SIMでは、データ量に応じてプランを選ぶのが基本なので、ここをちゃんと把握しておくことが大切です。
この記事では、「結局、自分には何GBが必要なの?」を具体的に解明していきます。アプリ別のデータ消費量から、シーン別の必要GB数、さらにプラン選びのコツまで網羅的にカバーしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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日本人の平均データ使用量はどれくらい?
MMD研究所やICT総研の調査によると、日本のスマートフォンユーザーの月間データ使用量は以下のような分布になっています。
- 1GB以下:約30%
- 1~3GB:約25%
- 3~5GB:約15%
- 5~10GB:約12%
- 10~20GB:約10%
- 20GB以上:約8%
約55%の人が月3GB以下で足りているというのは、なかなか衝撃的なデータです。大容量プランに入っている方の多くが、実は使い切れていないのです。
もちろん、在宅ワークの普及やSNS動画の増加で、データ使用量は年々増加傾向にあります。ただそれでも、Wi-Fi環境がある方なら3~5GBで十分というケースがほとんどです。
「自分はそんなに少なくないはず」と思う方も多いでしょう。しかし、自宅にWi-Fiがある場合、スマホの通信の大部分はWi-Fi経由で行われています。モバイルデータ通信を使うのは外出中だけなので、想像以上に少ないデータ量で足りているケースがほとんどなのです。
アプリ別:1GBで何がどれくらいできる?
まずは「1GB」という単位の感覚を掴みましょう。これを把握しておくと、自分に必要なGB数がわかりやすくなります。
LINE
- テキストメッセージ:約50万通(ほぼ無限に使える感覚)
- スタンプ付きメッセージ:約10万通
- 写真送信:約2,000枚
- 音声通話:約40時間
- ビデオ通話:約3時間
LINEのテキストメッセージはほぼデータ量を消費しません。毎日100通やり取りしても月間のデータ量への影響はほぼゼロです。ただし、ビデオ通話は1時間あたり約300MBとかなりデータを消費するので、長時間のビデオ通話はWi-Fi環境で行うことをおすすめします。

SNS
- X(旧Twitter)閲覧:約3~4時間
- Instagram閲覧:約1時間
- TikTok視聴:約1時間
- Facebook閲覧:約3~4時間
SNSの中でも特にデータを消費するのがInstagramとTikTokです。どちらも画像や動画が中心のSNSなので、1GBがあっという間になくなります。InstagramのストーリーズやリールをWi-Fiなしでたくさん見ると、月末にデータ不足になりがちです。外出先ではテキスト中心のXやニュースアプリを使い、動画系SNSは自宅のWi-Fiで楽しむ、という使い分けが節約のコツです。
動画
- YouTube(240p低画質):約5時間
- YouTube(360p標準画質):約2時間
- YouTube(720p高画質):約1時間
- YouTube(1080pフルHD):約30分
- Netflix(標準画質):約1.5時間
- Netflix(高画質):約30分
動画が最もデータを消費するコンテンツです。外出先でYouTubeを見る場合は、画質を240p~360pに下げるだけでデータ消費量が大幅に減ります。YouTubeアプリの設定で「モバイルデータ通信時の画質を制限」できるので、設定しておくと安心です。
音楽ストリーミング
- Spotify(低音質24kbps):約90時間
- Spotify(標準音質96kbps):約25時間
- Spotify(高音質160kbps):約15時間
- Apple Music(標準):約15時間
音楽ストリーミングはプレミアムプランなら楽曲をダウンロードしてオフライン再生できるので、Wi-Fi環境でダウンロードしておけばモバイルデータは消費しません。通勤中に音楽を聴くなら、この方法がデータ節約に効果的です。
その他
- Web閲覧:約3,300ページ
- メール(テキスト):約20万通
- マップ検索:約1,000回
- Zoom(ビデオ会議):約1.5時間
シーン別:あなたに必要なGB数は?
シーン1:自宅にWi-Fiがある会社員
自宅と職場の両方にWi-Fiがある方は、モバイルデータを使うのは通勤中と外出時くらいです。
通勤時間片道30分の場合の1日のデータ消費目安:
- 通勤中のSNSチェック:約100MB
- ニュースアプリ:約30MB
- LINE・メール:約10MB
- 合計:約140MB/日 → 月約4.2GB
通勤中に動画を見なければ3GBで足りることが多いです。余裕を持って5GBにしておけば安心です。
ちなみに、通勤中にYouTubeを標準画質で片道30分見ると、それだけで1日500MB、月に約15GBが追加で必要になります。「通勤中の動画」がGB数を大きく左右する要因なので、動画を見るかどうかでプラン選びが変わってきます。動画を見たい場合は、Wi-Fiでダウンロードしておくか、20GBプランを検討しましょう。

シーン2:外回りが多い営業職
外出先でマップを使ったり、カフェで作業したりする方:
- マップ・ナビ:約50MB/日
- メール・チャット:約30MB/日
- Web閲覧・調べもの:約100MB/日
- SNSチェック:約80MB/日
- 合計:約260MB/日 → 月約7.8GB
10GBプランなら余裕があります。テザリングでPCも使うなら15~20GBは見ておきたいところです。
営業職の方で注意したいのがテザリングです。外出先でノートPCをスマホのテザリングで接続して作業する場合、Web会議1時間で約600MB~1GB、クラウドストレージのファイル同期で数百MBと、あっという間にデータ量が増えます。テザリングを頻繁に使う方は20GB以上のプランを検討しましょう。
シーン3:動画好きの方
通学中や休憩時間にYouTubeやTikTokを見る方:
- YouTube視聴(360p):1日1時間 → 約500MB/日
- TikTok視聴:30分 → 約300MB/日
- SNS:約100MB/日
- 合計:約900MB/日 → 月約27GB
動画を外でたくさん見る方は20GB以上が必要です。画質を下げたり、Wi-Fiでダウンロードしておくことで節約も可能です。楽天モバイルの無制限プラン(月3,278円)なら、データ量を気にせず動画を楽しめます。
シーン4:在宅ワーク中心の方
自宅にWi-Fiがあり、ほぼ家で仕事をしている方:
- 外出時の通信:ほぼ使わない
- たまの外出時:約200MB/回
- 月の外出:10回程度
- 合計:月約2GB
1~3GBの最安プランでOKです。月額500~1,000円程度で済みます。在宅ワーク中心の方が大容量プランに加入しているのは、まさに「払いすぎ」です。プラン変更するだけで月数千円の節約になります。
シーン5:シニア世代
LINEと電話がメインで、たまにウェブ検索:
- LINE:ほぼデータ消費なし
- ウェブ検索:約30MB/日
- 合計:月約1GB
1GBプランで十分です。最安なら月額290~440円程度で使えます。

「何GB使っているかわからない」人へ:確認方法
キャリアのマイページで確認
今使っているキャリアのマイページにログインすれば、過去数ヶ月のデータ使用量がグラフで確認できます。
- ドコモ:My docomoアプリ
- au:My auアプリ
- ソフトバンク:My SoftBankアプリ
過去3ヶ月分の平均を見れば、自分に必要なGB数の目安がわかります。ただし、自宅にWi-Fiがない月とある月で大きく変動する場合があるので、それぞれの月の状況を思い出しながら確認してください。
スマホの設定で確認
iPhone:「設定」→「モバイル通信」→ 画面下部に「現在までの合計」が表示されます。ただし、前回リセットからの累計なので、月ごとの正確な値を知りたい場合は毎月1日にリセットする習慣をつけましょう。
Android:「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「アプリのデータ使用量」で、アプリごとの使用量も確認できます。どのアプリがデータを消費しているか一目でわかるので、節約の参考になります。
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データ量を節約するテクニック
プランを下げたいけどデータ量が足りなくなるのが心配…という方のために、効果的な節約テクニックを紹介します。
Wi-Fiの自動接続を設定する
自宅や職場のWi-Fiに自動接続する設定をしておけば、意識しなくてもモバイルデータの消費を抑えられます。iPhoneの場合、一度接続したWi-Fiには自動的に接続されるので、特別な設定は不要です。
動画の画質を下げる
YouTubeやNetflixは、モバイルデータ通信時の画質を制限する設定があります。360pでも十分見やすいので、外出先では画質を下げておくのがおすすめです。
バックグラウンドのデータ通信を制限する
アプリの中には、使っていない間もバックグラウンドでデータを通信しているものがあります。「設定」→「モバイル通信」で各アプリのデータ使用量を確認し、使用頻度の低いアプリのバックグラウンド通信をオフにしましょう。
音楽・動画をオフラインでダウンロードする
SpotifyやYouTube Premium、Netflixなどのサブスクサービスでは、Wi-Fi環境でコンテンツをダウンロードしてオフライン再生できます。通勤中に音楽や動画を楽しみたい方は、事前にダウンロードしておく習慣をつけましょう。

よくある「GB数の思い込み」を正す
思い込み1:「20GBないと不安」
大手キャリアが20GBプランを推しているので「20GBは必要」と思いがちですが、実際に20GB以上使っている方は全体の1割以下です。まずは自分の使用量を確認してから判断しましょう。
思い込み2:「少ないプランにすると速度が遅くなる」
プランのデータ量と通信速度は関係ありません。1GBプランでも20GBプランでも、データ量が残っている間の通信速度は同じです。速度が落ちるのは、データ量を使い切った後の速度制限のときだけです。
思い込み3:「余ったギガは翌月に繰り越せない」
格安SIMによっては、余ったデータ量を翌月に繰り越せるサービスがあります。IIJmio、UQモバイル、ワイモバイルなどが対応しています。繰り越しありの格安SIMなら、多少余っても無駄になりにくいです。
思い込み4:「格安SIMにすると使えるアプリが減る」
格安SIMに変えても使えるアプリは全く変わりません。LINE、Instagram、YouTube、ゲームアプリなど、すべて大手キャリアと同様に使えます。変わるのは「月額料金」と「通信速度(一部MVNO)」だけです。
迷ったときの選び方アドバイス
- まずは少なめのプランで始める:足りなければ翌月からプランを上げればOK。多くの格安SIMでマイページから簡単に変更できる
- 繰り越し対応の格安SIMを選ぶ:月によって使用量にバラつきがある方は、繰り越しがあると安心
- データチャージの単価も確認:足りなくなったときに追加購入(チャージ)できるか、その料金も見ておく
- 速度制限後の速度をチェック:1Mbps制限なら使い切っても最低限は使えるが、128kbps制限だとかなり厳しい
特に4つ目のポイントは見落としがちです。UQモバイルやワイモバイルのプランの一部では、データ量を使い切った後も最大1Mbpsで通信できます。1MbpsあればLINE、メール、Webの閲覧、音楽ストリーミング程度なら問題なく使えるので、速度制限後の速度は必ず確認しておきましょう。
各データ量帯のおすすめプランの価格帯
各データ量帯の月額料金の相場をまとめます。
- 1GB:290円~550円(日本通信SIM、povo等)
- 3GB:770円~1,078円(IIJmio、LINEMO等)
- 5GB:950円~1,298円(IIJmio、nuroモバイル等)
- 10GB:1,500円~1,958円(IIJmio、mineo等)
- 20~30GB:2,000円~2,970円(IIJmio、ahamo等 ※ahamoは30GB)
- 無制限:3,278円(楽天モバイル)
MVNOは全体的に安く、サブブランドやオンライン専用プランはやや高めですが速度が安定しています。自分の優先度に合わせて選びましょう。
注目したいのは「3GBプラン」のコスパの良さです。月額770〜1,078円で3GB使えるプランは、日本人の半数以上のニーズをカバーできます。大手キャリアの使い放題プランで月7,000円以上払っている方が3GBプランに変えると、月に6,000円以上の節約。年間にすると7万円以上になります。
まとめ:過半数の人は3GBで足りている
「月何GB必要か」をまとめると以下の通りです。
- 日本人の約55%が月3GB以下で足りている
- Wi-Fi環境がある方は1~5GBで十分なケースが多い
- 外で動画をよく見る方は10~20GB
- データ量を気にしたくない方は無制限プラン
- 迷ったら少なめのプランから始めて、足りなければ上げる
- 動画のオフラインダウンロードや画質調整で大幅に節約可能
大手キャリアで月7,000円以上払っている方が、実は3GBプラン(月額1,000円以下)で足りていた…なんてことはザラにあります。年間で7万円以上の節約になる可能性もあります。まずは自分のデータ使用量を確認して、最適なプランを見つけてみてください。
プラン変更は大手キャリアのマイページやアプリから簡単にできますし、格安SIMへの乗り換えもオンラインで完結します。「なんとなく今のプランを続けている」という方こそ、この機会に見直してみることをおすすめします。
参考リンク:
※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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