「格安SIMで機種変更したいけど、同じ会社のままできるの?」「SIMカードはどうなるの?」
格安SIMを使っていて新しいスマホに変えたいとき、わざわざ他社に乗り換える必要はありません。同じ格安SIM会社のまま、機種だけ変更することができます。SIMの差し替えだけなら作業時間5分もかかりません。
大手キャリアのように「機種変更手数料」がかかることもほとんどなく、自分でSIMカードを差し替えるだけで済むのが格安SIMの気楽なところです。「手続きが面倒くさそう」と敬遠している方にこそ読んでほしい内容です。
この記事では、格安SIMで同じ会社のまま機種変更する手順を、パターン別にわかりやすく解説していきます。

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格安SIMの機種変更は2つのパターンがある
パターン1:格安SIM会社で端末を購入して機種変更
楽天モバイル、ワイモバイル、UQモバイル、IIJmio、mineoなど、端末販売を行っている格安SIMなら、マイページやオンラインショップから機種変更の手続きができます。
パターン2:自分で端末を用意してSIMを差し替え
Appleストア、家電量販店、中古ショップなどで自分で端末を購入し、今使っているSIMカードを差し替える方法です。こちらのほうが端末の選択肢が広くて安く済むことが多く、格安SIMではこのパターンが主流です。
どちらのパターンでも、電話番号はそのまま引き継がれるので安心してください。「SIMカードを差し替えたら番号が変わっちゃうんじゃ…」という心配は不要です。

パターン1:格安SIM会社で端末を購入する場合の手順
ステップ1:機種変更対象の端末を選ぶ
利用中の格安SIMのオンラインショップにアクセスし、「機種変更」カテゴリから端末を選びます。
主要格安SIMの機種変更対応状況:
- 楽天モバイル:楽天モバイルショップで機種変更可能。iPhoneも取り扱いあり
- ワイモバイル:オンラインストアで機種変更可能
- UQモバイル:UQ mobileオンラインショップで機種変更可能
- IIJmio:IIJmioサプライサービスで端末購入可能(SIMサイズ変更が必要な場合あり)
- mineo:mineoオンラインショップで端末購入可能
ステップ2:機種変更を申し込む
- オンラインショップにログイン
- 「機種変更」を選択
- 希望の端末とカラー、支払い方法を選ぶ
- SIMカードのサイズ変更が必要な場合は同時に申し込む
- 申し込み完了
格安SIM会社の端末セット購入は、Apple Storeや家電量販店よりも安くなるケースがあります。特にIIJmioのセール時は端末代がかなり値引きされるので、タイミングを見計らうのがおすすめです。
IIJmioでは「ゴーゴーキャンペーン」など定期的にセールを開催しており、人気のAndroid端末が通常価格の半額以下になることもあります。セール情報は公式サイトやSNSで告知されるので、買い替えを検討している方はチェックしておくと良いでしょう。
ステップ3:端末が届いたらデータ移行
新しい端末が届いたら、旧端末からデータを移行してSIMカードを差し替えればOKです。詳しい手順は後述します。

パターン2:自分で端末を用意する場合の手順
ステップ1:対応端末かどうか確認する
これが一番大事なポイントです。自分で購入した端末が、利用中の格安SIMで使えるかどうかを事前に確認しましょう。
各格安SIMの公式サイトには「動作確認端末一覧」が掲載されています。ここで自分が買おうとしている機種が対応しているか必ずチェックしてください。
確認すべき3つのポイント
- 対応バンド(周波数帯):利用中の格安SIMの回線(ドコモ/au/ソフトバンク)に対応しているか
- SIMカードのサイズ:nanoSIM、microSIMなど、自分のSIMカードが合うか
- SIMロック:SIMフリーか、SIMロック解除済みか
対応バンドの確認は少し専門的ですが、ざっくり言えば「日本国内で正規販売されているSIMフリー端末」であれば、ほとんどの格安SIMで問題なく使えます。海外から個人輸入した端末や、マイナーなメーカーの端末を使う場合は、対応バンドをしっかり確認してください。
ステップ2:端末を購入する
対応を確認したら、好きなところで端末を購入しましょう。
- Apple Store:iPhoneを買うなら公式が安心。SIMフリーで販売
- 家電量販店:実機を触って確認できる。SIMフリーモデルを選ぶこと
- Amazon・ECサイト:SIMフリースマホが豊富
- 中古ショップ:イオシスやじゃんぱらなど。状態のランクを確認して購入
中古端末を購入する際は「赤ロム」に注意してください。赤ロムとは、前の所有者が端末代金を未払いのまま手放した端末で、通信が制限される可能性があります。信頼できる中古ショップでは「赤ロム保証」がついていることが多いので、保証の有無を確認してから購入しましょう。
ステップ3:SIMカードを差し替える
- 旧端末の電源を切る
- SIMカードを取り出す(SIMピンを使ってトレイを開ける)
- 新しい端末にSIMカードを挿入する
- 新しい端末の電源を入れる
SIMピンは新しい端末の箱に同梱されていることがほとんどです。もし見つからない場合は、細いクリップやピアスの先端でも代用できます。SIMトレイの穴にまっすぐピンを差し込んで、軽く押すとトレイが出てきます。力を入れすぎると端末を傷つける可能性があるので、優しく扱いましょう。
ステップ4:APN設定を行う
SIMカードを挿しただけではネットに繋がらないことがあります。APN(アクセスポイント名)設定が必要です。
iPhoneの場合:格安SIMの公式サイトからAPN構成プロファイルをダウンロードしてインストール。
Androidの場合:設定 → ネットワークとインターネット → モバイルネットワーク → アクセスポイント名から、格安SIMが指定するAPN情報を入力。
各格安SIMの公式サイトに詳しいAPN設定手順が載っているので、そちらを参考にしてください。Android端末の約7割は自動設定でそのまま使えるので、まずはSIMを入れて様子を見てみるのがおすすめです。
なお、iPhoneの場合は古いAPN構成プロファイルが残っていると新しいプロファイルがインストールできないことがあります。「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」から古いプロファイルを削除してから、新しいプロファイルをインストールしましょう。

データ移行の方法
iPhone → iPhoneの場合
一番簡単なのは「クイックスタート」。旧iPhoneと新iPhoneを近づけるだけで、データをまるごと移行できます。
- 新iPhoneの電源を入れて初期設定画面を表示
- 旧iPhoneを近くに置く
- 旧iPhoneに「新しいiPhoneを設定」と表示されるので「続ける」をタップ
- 画面の指示に従ってデータ移行を開始
データ量によりますが、30分〜1時間程度で完了します。Wi-Fi環境で行うのがおすすめです。
クイックスタートを使うと、アプリのデータや設定、壁紙、ウィジェットの配置まですべてそのまま移行されます。新しいiPhoneを開いた瞬間「あれ、前のiPhoneと同じだ」と感じるほど完璧な移行です。Apple IDやFace IDの設定だけは改めて行う必要がありますが、それ以外はほぼ自動で完了します。
クイックスタートを使う際の注意点は、両方のiPhoneの電池残量が十分にあること(50%以上推奨)と、安定したWi-Fi環境があることです。データ量が多い場合は1時間以上かかることもあるので、時間に余裕があるときに行いましょう。
Android → Androidの場合
Googleアカウントを使ったバックアップ&復元が基本です。
- 旧端末で設定 → システム → バックアップからGoogleバックアップを実行
- 新端末の初期設定でGoogleアカウントにログイン
- 「バックアップからデータを復元」を選択
メーカーによっては独自のデータ移行ツール(Samsung Smart Switch、OPPOのClone Phoneなど)もあるので、それを使うとよりスムーズです。
Googleバックアップでは、連絡先、カレンダー、写真(Googleフォトにバックアップ済みのもの)、アプリの一覧などが移行されます。ただし、アプリ内のデータ(ゲームの進行データなど)は個別にバックアップが必要なケースもあるので注意してください。
iPhone ↔ Android間の場合
OSが異なる場合は、移行できるデータに制限があります。連絡先、写真、動画などは移行できますが、アプリのデータやLINEのトーク履歴は個別に引き継ぎが必要です。
iPhone → Androidなら「Googleドライブ」アプリを使った移行、Android → iPhoneなら「iOSに移行」アプリを使うのが一般的です。
iPhone ↔ Android間の移行は、同じOS同士と比べるとやや手間がかかります。特にアプリは互換性がないため、Android側で購入した有料アプリをiPhoneでもう一度購入する必要があるケースもあります。事前に移行できるデータ・できないデータを把握しておくことが大切です。
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SIMカードのサイズが合わない場合
旧端末と新端末でSIMカードのサイズが異なる場合は、SIMカードの変更(交換)が必要です。
- 格安SIMのマイページからSIMカード変更を申し込む
- 手数料は無料〜3,300円程度(キャリアによる)
- 新しいSIMカードが届くまで2〜3日かかる
eSIM対応の格安SIMとeSIM対応端末を使えば、物理SIMのサイズを気にする必要がなくなります。次の端末はeSIM対応モデルを選んでおくと長期的に便利です。
eSIMなら機種変更のたびにSIMカードを差し替える手間もなくなります。新しい端末でeSIMのプロファイルを再ダウンロードするだけで完了。物理的なSIMカードの紛失リスクもゼロです。今後の機種変更をラクにしたいなら、eSIM対応端末とeSIM対応の格安SIMの組み合わせを選ぶのがベストです。

機種変更時に忘れがちなこと
- LINEの引き継ぎ設定:事前にバックアップとアカウント引き継ぎをオンにする
- 二段階認証アプリの移行:Google Authenticatorなどの認証アプリは個別に引き継ぎが必要
- おサイフケータイ/Apple Payの移行:Suicaやクレジットカードの情報を引き継ぐ
- ゲームアプリの引き継ぎ:ゲームごとにデータ引き継ぎの手順がある
- 銀行アプリの再登録:アプリによっては端末変更時に再認証が必要
- 電子マネーの残高移行:モバイルSuicaやPASMOの残高は事前に移行手続きが必要
LINEの引き継ぎは特に注意
LINEのトーク履歴は、事前にバックアップしておかないと機種変更後に消えてしまいます。手順は以下の通りです。
- LINEの「設定」→「トーク」→「トーク履歴のバックアップ」を実行
- 「設定」→「アカウント引き継ぎ」をオンにする
- 新端末でLINEにログインし、トーク履歴を復元する
バックアップは自動設定にしておくのがおすすめです。「週1回自動バックアップ」にしておけば、急な端末故障にも対応できます。大切なトーク履歴を失わないために、今すぐ自動バックアップの設定を確認しておきましょう。
二段階認証アプリの移行は最優先で
Google AuthenticatorやMicrosoft Authenticatorなどの二段階認証アプリは、移行を忘れると各サービスにログインできなくなる可能性があります。機種変更前に必ず移行手続きを行うか、バックアップコードを控えておきましょう。

機種変更のベストタイミングは?
格安SIMの機種変更はいつでもできますが、よりお得にするなら以下のタイミングがおすすめです。
- 格安SIMのセール時期:IIJmioやmineoなどは年に数回、端末の大幅値引きセールを開催
- 新モデル発売直後:旧モデルの価格が下がるため、1世代前の端末を安く買えるチャンス
- 決算期(3月・9月頃):家電量販店で端末の値引きが大きくなる傾向がある
- 端末の動作が遅くなったとき:無理して使い続けるとストレスになるので、快適に使えなくなったら買い替え時
iPhoneの場合、Apple Storeの整備済製品(リファービッシュ品)もおすすめです。Appleが品質検査して新品同様の状態にした端末が、通常価格より15%前後安く購入できます。
まとめ:格安SIMの機種変更は自分でもできる
格安SIMで同じ会社のまま機種変更する手順は、思っているよりずっと簡単です。SIMカードを差し替えてAPN設定をするだけ。データ移行も、iPhoneならクイックスタート、AndroidならGoogleバックアップで手軽にできます。
ポイントは、新しい端末が利用中の格安SIMに対応しているかを事前に確認すること。動作確認端末一覧のチェックを忘れずに行ってください。
そして忘れがちなのが、LINEの引き継ぎや二段階認証アプリの移行です。SIMの差し替え自体は5分で終わりますが、各種アプリの引き継ぎまで含めると全体で1〜2時間はかかります。休日に時間を確保して、焦らず進めるのがコツです。
データ移行の詳しい手順については、Appleの公式データ移行ガイドやGoogleのデータ移行ヘルプ(support.google.com・サイト終了)も参考になります。
※記事内の情報は執筆時点のものです。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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