「スマホのSIMって1枚あれば十分でしょ?」――そう思っている方、まだまだ多いかもしれません。でも記事執筆時点では、SIMを2枚使い分ける人がかなり増えています。
デュアルSIM対応のスマホが当たり前になったこともあって、1台のスマホに2枚のSIMを入れて使うのが簡単になりました。仕事とプライベートの番号を分けたり、通信障害に備えたり、データ量を賢く増やしたり…使い方は人それぞれです。
この記事では、2枚目の格安SIMを選ぶときのポイントを詳しく解説していきます。「2枚目をどのキャリアにするか」「どんなプランがベストか」「トータルでいくらになるのか」まで網羅しているので、この記事を読めば迷わず2枚目を選べるはずです。

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格安SIMの2枚目、実は持ってる人が増えてます
デュアルSIM対応のスマホが普及したことで、1台のスマホに2枚のSIMを入れて使うのが手軽になりました。通信障害への備え、仕事とプライベートの使い分け、データ容量の追加など、2枚目のSIMを持つメリットは多岐にわたります。
総務省の調査によると、スマホユーザーの通信トラブルに対する不安は年々高まっています。特にKDDIの大規模通信障害以降、「1回線だけに頼るのはリスクがある」と感じた人が増えたのは間違いありません。そうした背景もあり、2枚目のSIMを持つことが「賢い選択」として認知されてきています。
しかも、最近は基本料0円や月額数百円で持てるプランが充実しているので、金銭的なハードルもほとんどありません。「とりあえず持っておく」レベルのコストで、通信の安心感がグッと高まるわけです。
2枚目の格安SIMが必要なのはこんな人
通信障害が不安な人
2022年のKDDI大規模通信障害を覚えていますか?あのとき、au系の回線を使っていた人は何時間も電話もネットも使えない状態になりました。メイン回線とは別のキャリア回線のSIMを持っておくと、万が一のときも安心です。
通信障害は予測できないのが厄介なところです。ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル、どのキャリアでも過去に障害は起きています。仕事でスマホを使う人、小さい子どもがいて連絡手段を絶やせない人は、2枚目を持っておく価値が特に大きいでしょう。
データ量がもう少し欲しい人
メインのプランだとちょっとデータが足りない、でもプランを上げると高くなる…そんなときは、データ専用の格安SIMを2枚目として追加するのがコスパ良し。月額数百円で数GBプラスできるため、プラン変更するより安く済むケースが多いです。
たとえばメインで3GBプランを使っていて「あと2GBあれば快適なのに」という場合、メインを5GBに上げると月額が500円以上アップすることが多いです。一方、IIJmioのデータeSIMなら2GBが月額440円。しかもキャリア回線を分散できるオマケ付きです。
なお、eSIM対応の格安SIMおすすめ比較も合わせてチェックしておくと理解が深まります。
仕事とプライベートを分けたい人
電話番号を2つ持って、仕事用とプライベート用を使い分けたい人にもぴったりです。スマホ2台持ちしなくても、デュアルSIMで解決できます。
仕事用の番号を分けておくと、退勤後に仕事回線だけオフにするということもできます。休日に仕事の電話がかかってくるストレスから解放されるのは、思った以上に快適です。独立してフリーランスになった人や、副業用の連絡先を分けたい人にもおすすめの使い方です。
電波が不安定なエリアに住んでいる人
自宅ではドコモ回線が速いのに職場ではau回線の方が速い…なんてケースは意外とあります。異なる回線の2枚持ちで、どこでも快適に使えるようになります。
特に地方や山間部では、キャリアによって電波の入り具合が大きく異なります。引っ越し先で今まで快適だった回線が繋がりにくくなった、なんて経験がある人も多いはず。2枚目を違うキャリアで持っておけば、そうした環境の変化にも柔軟に対応できます。

2枚目の格安SIMを選ぶ5つのポイント
ポイント1:メイン回線と違うキャリア回線を選ぶ
これが最も重要なポイントです。2枚目のSIMは、メインとは異なるキャリアの回線を選びましょう。
- メインがドコモ回線 → 2枚目はau回線やソフトバンク回線
- メインがau回線 → 2枚目はドコモ回線や楽天回線
- メインがソフトバンク回線 → 2枚目はドコモ回線やau回線
- メインが楽天回線 → 2枚目はドコモ回線やau回線
同じキャリアの回線だと、通信障害のときに両方使えなくなってしまうため、リスク分散の意味がなくなります。格安SIMの多くはドコモ・au・ソフトバンクのいずれかの回線を借りて運営しているので、「どこの回線を使っているか」を必ず確認してください。

ポイント2:利用目的に合ったプランを選ぶ
| 利用目的 | おすすめプラン | 月額目安 |
|---|---|---|
| 通信障害への備え | 最安のデータSIM or 基本料0円プラン | 0円〜290円 |
| データ量の追加 | データ専用SIM(3〜5GB程度) | 440円〜660円 |
| 電話番号の使い分け | 音声通話付きSIM | 290円〜990円 |
| テザリング用 | 中〜大容量データSIM | 990円〜1,500円 |
| 海外旅行用 | eSIM対応の国際ローミングプラン | 用途に応じて |
「とりあえず保険として持っておきたい」のか「データ量を増やしたい」のかで選ぶプランがまったく変わります。目的がハッキリしていると、無駄なオプションにお金を払うこともなくなるので、まずは自分が2枚目に求めるものを明確にしましょう。
ポイント3:月額料金をトータルで考える
2枚目のSIMを追加すると当然月額料金が増えます。しかし、メインのプランを下げて2枚目で補う方がトータルで安くなることもあります。
詳しくは格安SIM料金比較一覧でまとめているので、気になる方はそちらもどうぞ。
メインのプランを20GB(2,970円)から3GB(990円)に下げて、2枚目にデータ専用3GB(500円程度)を追加すると、合計6GBで約1,490円。20GBも使わないなら、年間で17,760円も節約できる計算です。
「2枚目を追加する=料金が上がる」と単純に考えるのではなく、メインとサブの組み合わせで最適化することが大事です。意外と、1つのキャリアで大容量プランを契約するより、2つの格安SIMを組み合わせた方が安くなるケースのほうが多いです。
ポイント4:eSIM対応かどうかを確認する
2枚目のSIMを使うなら、eSIM対応の格安SIMを選ぶのがおすすめです。物理SIMカードの入れ替えが不要で、オンラインですぐに開通できます。自分のスマホがeSIM対応かどうかも確認しておきましょう。
eSIMなら契約から開通まで最短数分で完了します。わざわざSIMカードの到着を待つ必要がないので、「今すぐ2枚目が欲しい」という場合でも即日で使い始められるのが大きなメリットです。iPhoneならXS以降、AndroidならPixel 4以降やGalaxy S20以降など、最近のスマホはほぼeSIM対応しています。
ポイント5:契約・解約のしやすさも大事
2枚目は「試しに使ってみて、合わなければやめる」くらいの気持ちで契約する人も多いはずです。最低利用期間なし・違約金なしのキャリアを選んでおくのが無難です。
ほとんどの格安SIMは縛りなしで契約できますが、中には初月無料の代わりに数ヶ月の最低利用期間が設定されているところもあります。契約前に必ず解約条件をチェックしておきましょう。オンラインでサクッと解約できるかどうかも重要なポイントです。

2枚目におすすめの格安SIM
povo2.0
基本料0円で、必要なときだけデータトッピングを購入するスタイル。通信障害の備えとして持っておくだけなら維持費ゼロで運用できるのが最大の魅力です。2枚目の最有力候補と言えます。ただし、180日間トッピング購入がないと利用停止になるため、半年に1回は何かしら購入する必要があります。
トッピングの種類も豊富で、1GB/390円(7日間)、3GB/990円(30日間)、データ使い放題/330円(24時間)など、シーンに合わせて選べます。普段は0円で維持して、旅行や出張のときだけトッピングを追加する使い方がスマートです。
IIJmio
データ専用eSIMが月額440円〜と業界最安クラス。2GBで440円、5GBで660円と、GB単価が非常に安いです。データ追加用のサブ回線としてはコスパ抜群です。ドコモ回線を使えるので、au系メインの人のサブにぴったりです。
IIJmioは老舗プロバイダが運営しているだけあって通信品質も安定しています。データの翌月繰り越しにも対応しているので、使いきれなかったギガが無駄にならないのも嬉しいポイントです。端末セールも頻繁に開催されていて、格安スマホとセットで契約するのもアリです。
mineo
マイそくプランなら月額250円から。速度は最大32kbpsと超低速ですが、緊急時の連絡手段として持っておくには十分です。もう少し使いたいなら、最大1.5Mbpsで月額990円のプランもあります。
mineoの魅力は独自のコミュニティ文化にもあります。「フリータンク」という仕組みでユーザー同士がデータをシェアできたり、「マイネ王」というコミュニティサイトで情報交換ができたりします。困ったときに質問すれば経験豊富なユーザーが親切に教えてくれるので、格安SIM初心者にも安心です。
楽天モバイル
楽天回線エリア内ならデータ無制限で使えるのが強みです。3GBまでなら月額1,078円で、使った分だけの従量制なので、サブ回線として持っておいて必要なときだけ使う運用もアリです。
楽天モバイルならではのメリットとして、Rakuten Linkアプリを使えば国内通話が無料になる点も見逃せません。2枚目に楽天モバイルを入れておけば、通話料を気にせず電話できるのでコスト削減効果が高いです。楽天ポイントが貯まりやすくなるのも、楽天経済圏を使っている人には大きなメリットです。
日本通信SIM
音声通話SIMで最安クラスの月額290円。1GBのデータ通信と70分の無料通話が付いて、この価格は破格です。仕事用の2番号目が欲しい人や、通話メインのサブ回線を探している人に最適です。ドコモ回線なのでエリアカバー率も抜群です。

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2枚目SIMの組み合わせシミュレーション
具体的にどう組み合わせるとお得になるのか、パターン別にシミュレーションしてみましょう。
パターンA:障害対策メインの最安構成
| メイン | サブ(2枚目) | |
|---|---|---|
| キャリア | ahamo(ドコモ回線) | povo2.0(au回線) |
| データ量 | 20GB | トッピング制 |
| 月額 | 2,970円 | 0円(半年に1回トッピング購入) |
| 合計 | 月額2,970円(実質変わらず、障害対策完了) | |
パターンB:データ補充でコスト削減
| メイン | サブ(2枚目) | |
|---|---|---|
| キャリア | LINEMO(SB回線) | IIJmio eSIM(ドコモ回線) |
| データ量 | 3GB | 5GB |
| 月額 | 990円 | 660円 |
| 合計 | 月額1,650円で合計8GB+LINEギガフリー | |
ahamoの20GB(2,970円)と比べると、使えるデータは少ないですが月額で1,320円、年間で15,840円の節約です。8GBあればWi-Fi併用で十分という人には最適な構成です。
デュアルSIMの設定方法(ざっくり解説)
2枚目のSIMを契約したら、スマホで設定が必要です。iPhoneとAndroidで手順が少し異なりますが、基本的な流れは同じです。
- 2枚目のSIM(物理SIMまたはeSIM)をスマホに追加
- 設定画面で「モバイル通信」を開く
- どちらの回線をデータ通信用にするか、どちらを音声通話用にするかを設定
- 必要に応じてAPN設定を行う
iPhoneの場合は「設定」→「モバイル通信」から簡単に切り替えられます。回線ごとにラベル(「仕事」「プライベート」など)をつけられるので、管理もしやすいです。
Androidの場合は「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」から設定できます。機種によってメニュー名が若干異なりますが、基本的な操作は同じです。Galaxy、Pixel、Xperiaなど主要なAndroidスマホはすべてデュアルSIM設定に対応しています。
eSIMの場合はQRコードを読み取るだけで設定が完了するので、物理SIMカードの入れ替えよりもずっと簡単です。初めてでも10分もかからず使い始められます。

2枚目を持つときの注意点
バッテリー消費が増える
2つの回線に同時接続するため、バッテリーの減りが早くなることがあります。デュアルSIM運用だとバッテリー消費が約10〜15%増える印象です。使わないときは片方の回線をオフにしておくと節約できます。
バッテリー持ちが気になる場合は、普段はサブ回線をオフにしておいて、必要なときだけオンにする運用がおすすめです。iPhoneなら「設定」→「モバイル通信」から各回線のオン/オフを切り替えられます。
対応バンドを確認する
スマホによっては、特定のキャリアの電波(バンド)に対応していないことがあります。特にSIMフリースマホは要確認です。対応バンドが合わないと繋がりにくい可能性があります。
国内で販売されているiPhoneは全キャリアのバンドに対応しているので心配ありませんが、海外から個人輸入したスマホや古い端末の場合は注意が必要です。キャリアの公式サイトで動作確認済み端末リストを確認するのが確実です。
同じ名義で契約できる回線数に制限がある
各キャリアには1人が契約できる回線数の上限があります。一般的には5回線までのところが多いですが、すでに複数回線を持っている人は確認しておきましょう。
SMS認証の番号に注意
銀行やSNSなどのSMS認証に使っている電話番号を変更する場合は、事前にSMS認証の登録番号を更新しておく必要があります。メインの番号はそのまま維持して、2枚目は別の番号として追加する形なら問題ありません。
2枚目SIMに関するよくある質問
Q. 2枚目のSIMを入れたら、1枚目のデータは消える?
消えません。SIMカードにはスマホ内のデータ(写真、アプリ、連絡先など)は保存されていないので安心してください。SIMカードに保存されているのは電話番号や通信に関する情報だけです。
Q. 物理SIMが2枚入るスマホじゃないとダメ?
物理SIMスロットが1つしかなくても、eSIM対応スマホなら「物理SIM+eSIM」でデュアルSIM運用が可能です。最近のiPhoneやAndroidスマホのほとんどがこの構成に対応しています。
Q. 2枚目のSIMは格安SIMじゃないとダメ?
もちろん大手キャリアでもOKです。ただ、サブ回線に大手キャリアの高いプランを入れるのはもったいないので、コスト的には格安SIMがベストです。

格安SIM二枚持ちの使い方とコツについては格安SIM二枚持ちの使い方とコツで詳しく解説しています。
まとめ:2枚目のSIMで通信ライフをもっと快適に
格安SIMの2枚目選びのポイントをおさらいします。
- メインと違うキャリア回線を選んでリスク分散
- 利用目的に合ったプランタイプを選ぶ
- 月額料金はトータルで計算する
- eSIM対応を選ぶと便利
- 縛りなしのキャリアを選んでおく
2枚目のSIMは月額数百円のコストで通信の安心感と利便性がグッと上がります。サブ回線はpovo(0円維持)かIIJmioのデータeSIM(440円〜)が鉄板です。まだ1枚しか使っていない人は、ぜひ検討してみてください。
「いつか通信障害が起きたら困る」「データがちょっと足りない」――そう思った今が、2枚目を始めるベストなタイミングです。eSIMなら契約から開通まで数分で完了するので、思い立ったらすぐに始められますよ。
※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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