「格安SIMが安いのはわかったけど、手続きが難しそう…」。シニア世代の方や、ご家族の乗り換えを手伝おうとしている方から、よくこういった声を聞きます。
確かに、初めての格安SIM乗り換えは不安がつきものです。でも安心してください。手続き自体にかかる実働時間はトータル1時間程度です。この記事では、シニアの方にもわかりやすいよう、一つひとつの手順を丁寧に解説していきます。
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乗り換え手続きの全体像
まず、格安SIMへの乗り換え手続きの流れをざっくり把握しておきましょう。大きく分けると5つのステップです。
- 必要なものを準備する
- 今のキャリアからMNP予約番号を取得する
- 格安SIMに申し込む
- SIMカードが届いたら差し替える
- 初期設定をする
この5ステップの所要時間は、準備15分+取得10分+申し込み20分+差し替え5分+設定10分で合計約1時間。順番に見ていけば、意外とシンプルなのがわかるはずです。

ステップ1:必要なものを準備する
まずは手続きに必要なものを揃えましょう。事前に準備しておくことで、スムーズに進められます。
本人確認書類
以下のいずれか1点が必要です。
- マイナンバーカード(顔写真付き)←これが一番おすすめ
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証+補助書類(住民票や公共料金の領収書)
オンラインで申し込む場合は、書類をスマホのカメラで撮影してアップロードすることになります。文字がはっきり読める写真を撮るのがポイント。光が反射して見えなくなったり、影が入ったりしないように気をつけてください。
支払い方法
- クレジットカード(VISA・Mastercard・JCBなど)
- 口座振替(対応している事業者は限られる)
クレジットカード払いが基本ですが、シニアの方は口座振替を希望されることも多いです。口座振替に対応している事業者を選ぶか、ご家族のクレジットカードで支払う方法もあります。
メールアドレス
申し込みにはメールアドレスが必要です。キャリアメール(@docomo.ne.jpなど)は乗り換えると使えなくなる場合があるため、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールを用意しておきましょう。
メールアドレスの作り方がわからない場合は、ご家族に手伝ってもらうのが確実です。
Wi-Fi環境
初期設定にWi-Fi接続が必要になる場合があります。ご自宅にWi-Fiがない場合は、お子さんやお孫さんのご自宅、または無料Wi-Fiが使えるカフェなどで設定する方法もあります。
必要なものリスト:
- 本人確認書類(マイナンバーカードがおすすめ)
- クレジットカードまたは銀行口座情報
- フリーメールアドレス(Gmail等)
- Wi-Fi環境
ステップ2:MNP予約番号を取得する
今使っている電話番号をそのまま引き継ぐために、MNP予約番号というものを取得します。
MNP予約番号とは
簡単に言うと、「今の携帯会社から別の会社に電話番号を持っていくための引っ越し番号」です。10桁の数字で、取得してから15日間の有効期限があります。
取得方法
各キャリアから以下の方法で取得できます。
ドコモの場合
- My docomo(Webサイト)から手続き
- 電話:151(ドコモのスマホから)または0120-800-000
- ドコモショップで手続き
auの場合
- My au(Webサイト)から手続き
- 電話:0077-75470
- auショップで手続き
ソフトバンクの場合
- My SoftBank(Webサイト)から手続き
- 電話:*5533(ソフトバンクのスマホから)または0800-100-5533
- ソフトバンクショップで手続き
シニアの方には電話での取得がおすすめです。オペレーターに「MNP予約番号がほしい」と伝えれば、案内してもらえます。引き止めのセールストークがあるかもしれませんが、「もう決めています」と伝えれば大丈夫です。通話時間は約8分程度です。
なお、記事執筆時点ではMNPワンストップ方式に対応している事業者も増えており、予約番号なしで直接乗り換え先に申し込めるケースもあります。総務省のMNP関連ページで最新情報を確認できます。

ステップ3:格安SIMに申し込む
必要なものとMNP予約番号が揃ったら、いよいよ申し込みです。
申し込み方法は2つ
- オンライン(Webサイト):自宅にいながら手続きできる。24時間申し込み可能
- 店舗:スタッフに相談しながら手続きできる。初期設定も手伝ってもらえることが多い
シニアの方には店舗での申し込みがおすすめです。わからないことをその場で質問できますし、初期設定まで一緒にやってくれるお店も多いです。
オンラインで申し込む場合の流れ
- 格安SIM事業者の公式サイトにアクセス
- プランを選択(データ容量・通話オプションなど)
- SIMカードの種類を選択(わからなければ「nanoSIM」か「eSIM」)
- MNP予約番号を入力
- 個人情報を入力(名前・住所・生年月日など)
- 本人確認書類をアップロード
- 支払い方法を登録
- 申し込み完了
文字の入力が苦手な方は、ご家族に横についてもらいながら進めると安心です。
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ステップ4:SIMカードを差し替える
申し込みから2〜3日でSIMカードが届きます。届いたら、今のスマホに入っているSIMカードと差し替えましょう。
差し替えの手順
- スマホの電源を切る
- SIMカードトレイを取り出す(付属のピンや安全ピンで穴を押す)
- 古いSIMカードを外して、新しいSIMカードをセットする
- トレイを戻す
- スマホの電源を入れる
SIMカードは小さくて薄いため、落としたりなくしたりしないように注意してください。明るい場所で、テーブルの上で作業するのがおすすめです。
eSIMの場合は物理的なカードの差し替えは不要で、QRコードを読み取るだけで設定できます。
ステップ5:初期設定をする
SIMカードを差し替えたら、最後に初期設定を行います。
回線切り替え手続き
MNPで乗り換える場合、回線の切り替え手続きが必要です。格安SIM事業者のマイページや専用の電話番号から手続きできます。切り替えが完了すると、以前のキャリアは自動的に解約になります。
APN設定
APN(アクセスポイント名)の設定は、スマホが格安SIMの回線につながるために必要な設定です。
iPhoneの場合
格安SIM事業者のサイトから「構成プロファイル」というものをダウンロードしてインストールするだけです。
Androidの場合
「設定」→「ネットワーク」→「モバイルネットワーク」→「APN」から、格安SIM事業者が指定する情報を入力します。
どちらの場合も、SIMカードに同梱されている設定ガイドに詳しく書いてあるため、それを見ながら進めれば大丈夫です。
IPA(情報処理推進機構)のスマートフォンセキュリティガイドも併せて確認しておくと、セキュリティ面でも安心です。

シニアがつまずきやすいポイントと対処法
キャリアメールが使えなくなる
@docomo.ne.jpや@au.com、@softbank.ne.jpなどのメールアドレスは、乗り換えると基本的に使えなくなります。ただし、月額330円程度で引き続き使える「メール持ち運びサービス」が各キャリアで提供されているため、どうしても必要な場合はこちらを利用しましょう。年間約4,000円のコストになるため、フリーメールに移行できるならそちらがお得です。
LINEの引き継ぎ
LINEは電話番号が変わらなければ基本的にそのまま使えます。ただし、念のため乗り換え前に以下の準備をしておきましょう。
- LINEアカウントにメールアドレスを登録
- トーク履歴のバックアップ
- 「アカウント引き継ぎ」をオンにする
緊急通報(110番・119番)は使える?
はい、格安SIMでも110番や119番などの緊急通報は問題なく使えます。これは法律で義務付けられているため安心してください。
店舗でサポートを受ける場合
店舗で手続きする場合は、以下のものを持っていきましょう。
- 本人確認書類(マイナンバーカードまたは免許証)
- クレジットカードまたはキャッシュカード
- 今使っているスマホ
- MNP予約番号(事前に取得した場合)
所要時間は30分〜1時間程度。混雑していることもあるため、事前に予約できる店舗なら予約しておくのがおすすめです。
手続き後に確認すること
乗り換え手続きが完了したら、以下の項目を確認しておきましょう。
- 電話の発着信ができるか(家族に電話してみましょう)
- インターネットに接続できるか(Wi-Fiをオフにした状態でWebサイトを開いてみる)
- LINEが使えるか
- メールの送受信ができるか
何か問題があれば、格安SIM事業者のサポートに連絡しましょう。設定の不備であることがほとんどのため、すぐに解決できるはずです。
価格.com 格安SIM比較で、店舗対応している事業者を探すこともできます。

まとめ
シニアの格安SIM手続きは、以下の5ステップで完了します。
- 必要書類・支払い方法・メールアドレスを準備
- MNP予約番号を取得(電話が簡単)
- 格安SIMに申し込み(店舗がおすすめ)
- SIMカードを差し替え
- APN設定などの初期設定
大手キャリアから格安SIMに乗り換えるだけで月3,000〜5,000円、年間で4〜6万円の節約になるケースがほとんどです。一人で不安な場合は、ご家族に手伝ってもらうか、店舗サポートがある事業者を選ぶのが正解です。手続き自体は1日あれば終わるため、ぜひ挑戦してみてください。
※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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