「どうせ格安SIMに乗り換えるなら、スマホも新しくしたい」と考えている方、それはとても合理的な判断です。
乗り換えと機種変更を同時にやれば、端末割引のキャンペーンが使えたり、手続きが一回で済んだりとメリットが多いです。ただしいくつか注意点もあるので、失敗しないための正しい手順を押さえておきましょう。
この記事では、格安SIMへの乗り換えと機種変更を同時に行う方法を、ステップバイステップで解説します。
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乗り換えと機種変更の同時進行、2つのパターン
格安SIMへの乗り換えと機種変更を同時にやる方法は、大きく分けて2パターンあります。
パターンA:格安SIMの端末セットを購入する
格安SIM事業者が販売しているスマホ端末とSIMをセットで購入する方法。これが一番カンタンです。
IIJmio、楽天モバイル、ワイモバイル、UQモバイルなど、主要な格安SIM事業者はスマホ端末の販売も行っています。MNP乗り換えと同時に端末を買えば、端末代が1万円以上割引されることも珍しくないので、コスト的にもお得です。
特にIIJmioの端末セール時はかなりの値引きが入り、定価の半額以下で買えるスマホもあります。セールのタイミングと乗り換えを合わせれば、端末代と通信費の両方を大幅に節約できるのでおすすめです。
パターンB:端末は別途用意して、SIMだけ契約する
好きなスマホを別途購入(Apple Storeや家電量販店、中古ショップなど)して、格安SIMのSIMカードだけ契約する方法です。端末の選択肢が広がるのがメリットです。
iPhoneの最新モデルが欲しい場合や、特定のAndroid端末にこだわりがある場合はこちらのパターンになることが多いです。型落ちモデルを安く買ってSIMだけ契約するのが賢いパターンだったりもします。
中古スマホを活用する方法も見逃せません。イオシスやじゃんぱらなどの中古ショップでは、状態の良い端末が新品の半額程度で手に入ることもあります。ただし中古端末を買う場合は、必ず「ネットワーク利用制限」の状態を確認してください。「○」表示のものを選べば安心です。

パターンAとBどちらを選ぶべき?比較表
どちらのパターンが自分に合っているか迷う方も多いと思うので、比較表で整理しておきます。
| 比較項目 | パターンA(セット購入) | パターンB(SIMのみ) |
|---|---|---|
| 手軽さ | 非常にカンタン | やや手間がかかる |
| 端末の選択肢 | 格安SIM事業者の取扱い端末に限られる | 好きな端末を自由に選べる |
| 端末価格 | MNP割引が使えてお得 | 購入先によって変動 |
| 対応バンドの確認 | 不要(対応済み端末が届く) | 自分で確認が必要 |
| おすすめの人 | 初心者・手軽に済ませたい人 | 端末にこだわりがある人 |

同時乗り換え・機種変更の手順(パターンA)
ステップ1:MNP予約番号を取得する
現在使っているキャリア(ドコモ・au・ソフトバンクなど)から、MNP予約番号を取得します。これは電話番号をそのまま引き継ぐために必要な番号です。
MNPワンストップ方式に対応している事業者が増えており、乗り換え先の申し込み画面から直接MNP手続きができるケースも多いです。従来のようにMNP予約番号を電話で取得する必要がなくなってきています。
ワンストップ方式に対応しているかどうかは、乗り換え先の格安SIMの申し込みページで確認できます。対応していれば「他社から乗り換え(MNPワンストップ)」という選択肢が表示されます。
ステップ2:格安SIMの公式サイトで端末セットを申し込む
乗り換え先の格安SIMの公式サイトで、希望のスマホ端末とSIMのセットプランを選択。申し込み画面で「他社から乗り換え(MNP)」を選び、必要事項を入力します。
端末を選ぶ際は、自分の使い方に合ったスペックのものを選びましょう。SNSやLINE中心の使い方なら、エントリーモデル(2万円前後)で十分です。ゲームやカメラにこだわるなら、ミドルレンジ以上(4万円〜)を検討してください。
申し込み時に必要なもの
- MNP予約番号(ワンストップ方式の場合は不要)
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
- クレジットカードまたは口座情報
- 連絡先メールアドレス
ステップ3:端末とSIMが届いたら初期設定
申し込みから2〜5日程度で、新しいスマホとSIMカードが届きます。以下の手順で設定しましょう。
- 新しいスマホにSIMカードを挿入
- 電源を入れて初期設定ウィザードを進める
- Wi-Fiに接続
- APN設定(必要な場合)
- MNP回線切り替え手続き(格安SIMのマイページから行うことが多い)
回線切り替えが完了すると、旧キャリアの回線は自動的に解約されます。この瞬間から新しいスマホで格安SIMが使えるようになります。
なお、回線切り替えの手続きは受付時間が決まっていることが多いです(9:00〜20:30など)。夜間に手続きしようとしてもエラーになることがあるので、受付時間内に行いましょう。
ステップ4:データ移行
旧スマホから新スマホへのデータ移行を行います。
- iPhone→iPhone:クイックスタート(端末同士を近づけるだけ)が最も簡単
- Android→Android:Googleアカウントのバックアップ&復元、またはケーブル接続での移行
- iPhone→Android / Android→iPhone:各OSの移行ツール(Move to iOS / Googleの移行ツール)を使用
データ移行にかかる時間は、データ量にもよりますが30分〜2時間程度です。時間に余裕があるときに行うのがおすすめ。旧スマホのデータは移行後もしばらく残しておいて、新スマホで全て問題なく動作するか確認してから消去しましょう。
同時乗り換え・機種変更の手順(パターンB)
ステップ1:新しいスマホを購入する
まず先に新しいスマホを購入します。購入先は自由ですが、以下の点に注意してください。
- SIMフリー端末を選ぶ:キャリアで購入した端末はSIMロックがかかっていることがあるので、SIMフリー版を買うのが確実
- 対応バンドの確認:乗り換え先の格安SIMが使う回線のバンドに対応しているか確認
- SIMカードのサイズ確認:nanoSIMかeSIMか
対応バンドの確認は、格安SIMの公式サイトにある「動作確認済み端末一覧」で行えます。自分が購入したい端末が一覧に載っていれば問題ありません。載っていない場合は、端末のスペック表で対応バンドを確認し、格安SIMの使用回線と照合しましょう。
ステップ2:格安SIMのSIMのみプランを申し込む
端末セットではなく、SIMカードのみのプランを申し込みます。あとはパターンAと同様に、MNP予約番号の入力や本人確認を行います。
SIMカードのサイズは「nanoSIM」が主流ですが、eSIM対応端末ならeSIMを選ぶと即日開通も可能です。eSIMなら物理カードの配送を待つ必要がないので、急いでいる方にはeSIMがおすすめです。
ステップ3:SIMが届いたら新しいスマホにセット
SIMカードが届いたら、購入した新しいスマホに挿入。APN設定と回線切り替えを行えば完了です。

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データ移行のコツと注意点
LINEの引き継ぎを忘れずに
データ移行で一番トラブルが多いのがLINEです。LINEは機種変更前に「アカウント引き継ぎ設定」をONにしておかないと、新しいスマホで使えなくなります。
LINEの引き継ぎ手順
- 旧スマホのLINEで「設定」→「アカウント引き継ぎ」をON
- トーク履歴のバックアップ(設定→トーク→バックアップ)
- 新スマホでLINEをインストールしてログイン
- バックアップからトーク履歴を復元
これを忘れるとトーク履歴が全部消えます。必ず事前にバックアップしてください。
写真・動画のバックアップ
スマホに保存している写真や動画は、Googleフォト(Android)やiCloud(iPhone)に事前にバックアップしておきましょう。クラウドにバックアップしておけば、新しいスマホでログインするだけで写真が全て復元されます。
クラウドの容量が足りない場合は、PCに一度バックアップする方法もあります。USBケーブルでスマホとPCを接続して、写真フォルダをコピーするだけでOKです。大切な思い出の写真がデータ移行で消えてしまうのは絶対に避けたいので、二重バックアップ(クラウド+PC)がおすすめです。
おサイフケータイ・Apple Payの移行
モバイルSuicaやiD、QUICPayなどの電子マネーは、機種変更前に「移行手続き」が必要です。旧スマホで残高の移行処理を行い、新スマホで再設定しましょう。やらずに旧スマホを初期化すると、残高が消える可能性があります。
二段階認証アプリの移行
Google AuthenticatorやMicrosoft Authenticatorなどの二段階認証アプリは、端末ごとに紐づいているので、事前にバックアップコードを控えるか、アプリ内のエクスポート機能を使って移行しましょう。
二段階認証アプリの移行を忘れると、各種サービスにログインできなくなる可能性があります。銀行アプリや仮想通貨取引所など、セキュリティの高いサービスほど復旧に時間がかかるので、必ず事前に対処しておいてください。

同時乗り換えで注意すべきこと
旧キャリアの解約タイミング
MNPで乗り換えると、回線切り替え完了時に旧キャリアは自動解約されます。月の途中で解約した場合、多くのキャリアでは日割りではなく月額満額が請求されるため、月末に近いタイミングで切り替えるのがお得です。
ただし、月末ギリギリに手続きすると、SIMカードの配送が間に合わず翌月にずれ込むこともあります。余裕を持って月の20日〜25日あたりに申し込んで、月末までに回線切り替えを完了するのがベストなスケジュールです。
キャリアメールが使えなくなる
ドコモ・au・ソフトバンクのキャリアメール(@docomo.ne.jp など)は、乗り換え後は基本的に使えなくなります。各キャリアの「メール持ち運びサービス」(月額330円程度)を利用すれば引き続き使えますが、この機会にGmailなどのフリーメールに移行するのがおすすめです。
キャリアメールで登録しているサービス(ネットバンキング、ECサイト、SNSなど)がある場合は、乗り換え前にメールアドレスの変更手続きを忘れずに行いましょう。
端末の残債に注意
旧キャリアでスマホを分割払いで購入している場合、乗り換えても残債の支払いは続きます。残債が残ったまま新端末を買うと二重払いになるので、残債がどれくらいあるかはマイページや電話で事前に確認しておきましょう。
旧スマホの活用方法
機種変更後の旧スマホは、Wi-Fi専用のサブ端末として活用できます。自宅でのYouTube視聴用やカーナビ代わり、お子さんの学習用タブレットとしてなど、使い道は意外と多いです。不要な場合は、中古買取ショップに売れば少しでも新端末の資金の足しにもなります。

同時乗り換えにおすすめの格安SIM
端末セットのラインナップが充実していて、MNP割引も大きい格安SIMを3つ紹介します。
IIJmio
端末セールの割引額が業界トップクラス。定価3万円のスマホが1万円台で買えることもザラです。MNP乗り換えとセットなら、さらにお得な価格で購入できます。端末のラインナップも豊富で、選ぶ楽しさがあります。
楽天モバイル
iPhoneのラインナップが充実しているのが強み。MNP乗り換え+端末購入で最大3万円以上のポイント還元が受けられるキャンペーンを頻繁に実施しています。iPhoneを安く買いたいなら要チェックです。
ワイモバイル
オンラインストア限定の端末割引が大きく、1円端末や大幅割引端末が並ぶことも。ソフトバンク品質の回線と全国のショップサポートも魅力です。
まとめ
格安SIMへの乗り換えと機種変更の同時進行は、手順さえ押さえれば難しくありません。
- 端末セット購入が一番カンタン。MNP割引でお得に買える
- 好きな端末を使いたいなら、SIMのみ契約もOK
- MNPワンストップ方式で手続きが簡単になっている
- LINEの引き継ぎ、電子マネーの移行、二段階認証の移行を忘れずに
- 月末近くのタイミングで切り替えると、旧キャリアの料金が無駄になりにくい
- 写真や動画は事前にクラウドバックアップしておくと安心
スマホの買い替えと乗り換えを一気にやって、通信費をスッキリ節約しましょう。
参考リンク:
- 総務省 – MNP(携帯電話番号ポータビリティ)(www.soumu.go.jp・サイト終了)
- LINE公式 – アカウント引き継ぎガイド
- Apple公式 – クイックスタートで新しいiPhoneにデータを移行
※記事内の情報は執筆時点のものです。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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