「auのスマホ代、毎月高いな…」と思いながらも、なかなか乗り換えに踏み出せない方は多いのではないでしょうか。
でも実は、auから格安SIMへの乗り換え手続きは、思っているより全然シンプルです。早ければ30分程度で申し込みまで完了しますし、SIMカードが届けばすぐに使い始められます。
この記事では、auから格安SIMに乗り換える具体的な手順を、わかりやすくまとめていきます。

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auから格安SIMに乗り換えるとどれくらい安くなる?
まず気になるのは「いくら安くなるの?」というところです。
乗り換え前(auの場合)
- 使い放題MAX系プラン:月額7,238円程度
- スマホミニプラン:月額3,465〜6,215円程度
乗り換え後(格安SIMの場合)
- 3GBプラン:月額1,000円前後
- 10GBプラン:月額1,500〜2,000円前後
- 20GBプラン:月額2,000〜3,000円前後
月に3,000〜5,000円、年間で4万〜6万円の節約になります。家族分を合わせると、かなりのインパクトです。
家族まとめて乗り換えた場合のシミュレーション
実際にどれくらいの節約になるか、家族構成ごとにシミュレーションしてみましょう。
| 家族構成 | au月額合計(目安) | 格安SIM月額合計(目安) | 年間節約額 |
|---|---|---|---|
| 1人 | 約7,000円 | 約2,000円 | 約60,000円 |
| 夫婦2人 | 約14,000円 | 約4,000円 | 約120,000円 |
| 家族4人 | 約25,000円 | 約7,000円 | 約216,000円 |
家族4人でauから格安SIMに乗り換えると、年間20万円以上の節約になります。これは家族旅行1回分以上の金額です。「乗り換えが面倒」と感じている方も、この金額を見ると重い腰が上がるのではないでしょうか。

乗り換え前にチェックすること
毎月のデータ使用量を確認
My auアプリまたはWebサイトで、過去数ヶ月分のデータ使用量を確認しましょう。多くの人は「思っていたほど使っていなかった」と気づくはずです。Wi-Fi環境で使うことが多いなら、3GB〜5GBのプランで十分というケースが多いです。
ちなみに、総務省の調査によるとスマホユーザーの約半数は月3GB以下しか使っていないというデータがあります。「なんとなく大容量プラン」を契約しているなら、それだけでかなりの無駄が発生しています。
端末の残債を確認
スマホの分割払いが残っている場合、乗り換え後も支払いが続きます。My auで残債を確認できます。残債があっても乗り換えは可能なので、「分割払いが終わるまで待たないと…」と思う必要はありません。
残債の確認方法は、My auアプリの「ご利用料金」→「端末代金の残額」から確認できます。残債があっても、毎月の端末代はそのまま支払い続ければいいだけなので、乗り換えの障害にはなりません。
auのサービスで使えなくなるもの
- auメール(@au.com/@ezweb.ne.jp):月額330円で持ち運び可能
- au家族割:解除される
- auスマートバリュー:解除される
- auかんたん決済:使えなくなる
- au PAY:引き続き利用可能(au IDを維持すればOK)
auスマートバリューが外れる影響
auひかりとセットで「auスマートバリュー」の割引を受けている方は要注意です。auを解約するとこの割引がなくなります。ただし、格安SIMに乗り換えて浮く金額の方が大きいケースがほとんどです。
例えば、auスマートバリューの割引は月額最大1,100円です。これに対して格安SIMに乗り換えると月額3,000〜5,000円の節約になるので、差し引きしても大幅なプラスになります。
SIMロック解除の確認
2021年9月以前にauで購入したスマホにはSIMロックがかかっている場合があります。au回線の格安SIMを選ぶならSIMロック解除は不要ですが、他の回線の格安SIMを使う場合は事前に解除が必要です。
My auからオンラインで手続きすれば無料で解除できます。auショップだと3,300円かかるので、オンラインが断然おすすめです。
SIMロック解除の手順は以下の通りです。
- My auにログイン
- 「サポート」→「操作・設定」→「SIMロック解除」に進む
- 端末のIMEI番号(製造番号)を入力
- 解除手続きを実行
- 端末を再起動して完了
IMEI番号は、スマホの「設定」→「端末情報」から確認できます。iPhoneの場合は「設定」→「一般」→「情報」の中にあります。

auから格安SIMへの乗り換え手順【6ステップ】
ステップ1:必要なものを準備する
乗り換えに必要なものは以下の通りです。
- 本人確認書類:マイナンバーカード、運転免許証など
- クレジットカード(または口座振替対応のカード)
- メールアドレス:GmailやYahoo!メールなど(auメール以外)
- MNP予約番号(次のステップで取得)
メールアドレスについて補足ですが、格安SIMの契約ではフリーメール(Gmail等)が必須です。auメールしか持っていない方は、先にGmailアカウントを作成しておきましょう。各種サービスの登録メールアドレスも、乗り換え前にGmailに変更しておくとスムーズです。
ステップ2:MNP予約番号を取得する
電話番号を引き継ぐためのMNP予約番号を取得します。
方法1:My au(Webサイト)がおすすめ
My auにログイン→「スマートフォン・携帯電話」→「ご契約内容/手続き」→「お問い合わせ/お手続き」→「MNP予約」から手続きできます。24時間対応で数分で完了します。
方法2:電話で取得
電話番号:0077-75470(通話料無料)
受付時間:9:00〜20:00
オペレーターに「MNP予約番号を取得したい」と伝えるだけです。引き止めトークがあるかもしれませんが、「もう決めています」と伝えればスムーズです。
方法3:auショップで取得
来店予約をして店舗で手続き。ただし混雑することが多いので、WebかTelがおすすめです。
記事執筆時点ではMNPワンストップ方式にも多くの事業者が対応しているので、予約番号なしで直接乗り換えできるケースもあります。総務省のMNPに関するページで最新情報をチェックできます。
MNP予約番号の有効期限は15日間。多くの格安SIMでは有効期限が10日以上残っていることが条件なので、取得したらすぐに申し込みましょう。
ステップ3:格安SIMを選んで申し込む
格安SIMを選ぶポイントは以下の通りです。
- 回線の種類:au回線なら今のスマホがそのまま使える可能性大
- データ容量:月の使用量に合ったプランを選ぶ
- 通話オプション:必要に応じてかけ放題をつける
- 料金:月額料金だけでなく初期費用も確認
申し込みはオンラインが楽ですが、不安な方は店舗がある事業者を選ぶのもアリです。
ステップ4:SIMカードが届くのを待つ
オンラインで申し込んだ場合、SIMカードは通常2〜3日で届きます。eSIMを選んだ場合は、申し込み完了後すぐに設定できるので待ち時間ゼロです。
eSIMと物理SIMの違い
最近はeSIM対応の格安SIMが増えています。どちらを選べばいいか迷う方のために、違いをまとめておきます。
| 項目 | 物理SIM | eSIM |
|---|---|---|
| 届くまでの時間 | 2〜3日 | 即時(最短数分) |
| 設定の難易度 | カードを差し替えるだけ | QRコードをスキャンして設定 |
| 対応端末 | ほぼすべてのスマホ | eSIM対応端末のみ |
| 紛失リスク | 小さいカードなので紛失注意 | 端末内蔵なので紛失なし |
| 再発行 | 再発行手数料あり・郵送待ち | オンラインで即時再発行可能な場合が多い |
eSIM対応端末を持っているなら、eSIMの方が圧倒的にスピーディーです。iPhoneならXS以降、Google PixelならPixel 3a以降がeSIMに対応しています。

ステップ5:回線切り替えとSIMカード差し替え
SIMカードが届いたら、以下の手順で切り替えます。
- 回線切り替え手続き:格安SIM事業者のマイページまたは電話で切り替え申請。これが完了すると、auの契約は自動的に解約される
- スマホの電源を切る
- SIMカードを差し替える:SIMトレイを開けて新しいSIMカードをセット
- スマホの電源を入れる
回線切り替えには10分〜30分程度かかることがあります。その間は電話もネットも使えなくなるので、急ぎの連絡がない時間帯に作業するのがおすすめです。
SIMカードの差し替えに必要な「SIMピン」は、SIMカードに同梱されていることが多いです。もし見当たらない場合は、クリップや安全ピンの先端でも代用できます。SIMトレイの小さな穴にピンを差し込んで押せば、トレイが飛び出してきます。

ステップ6:APN設定と動作確認
最後にAPN(アクセスポイント名)の設定を行います。
iPhoneの場合
格安SIM事業者のサイトからプロファイルをダウンロード→インストールするだけ。所要時間は2〜3分です。
Androidの場合
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」から、事業者の指定する情報を入力します。SIMカードに同梱の設定ガイドに記載されているので、それを見ながら進めれば大丈夫です。
設定が完了したら、以下を確認しましょう。
- Wi-Fiをオフにしてインターネットに接続できるか
- 電話の発着信ができるか
- SMSの送受信ができるか
- LINEなどのアプリが使えるか
うまくつながらない場合のトラブルシューティング
APN設定後にネットにつながらない場合、焦らず以下を試してみてください。
- スマホを再起動する:これだけで解決するケースが意外と多い
- 機内モードのオン/オフを切り替える:ネットワーク接続のリフレッシュになる
- APN設定を再確認する:入力ミスがないか、特にユーザー名とパスワードをチェック
- SIMカードを差し直す:接触不良の可能性がある
- 格安SIM事業者のサポートに連絡:上記すべて試してダメなら問い合わせ
ほとんどの場合、再起動かAPN設定の確認で解決します。
au回線の格安SIMを選ぶメリット
auユーザーがau回線の格安SIMに乗り換えるメリットは大きいです。
- SIMロック解除が不要な場合が多い
- 通信エリアがauと同じで安心
- VoLTE対応端末ならそのまま使えることが多い
ただし、au回線の格安SIMは一部の古い機種では通話に対応していないこともあるので、価格.comの格安SIM比較ページなどで動作確認済み端末を事前にチェックしておくと安心です。
au回線で使える主な格安SIM
| 格安SIM | 月額(3GBプラン目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| UQモバイル | 1,628円 | 通信速度が安定・店舗サポートあり |
| povo | 基本0円(トッピング制) | 使いたい分だけ購入する斬新なスタイル |
| mineo | 1,518円 | パケットシェアやフリータンクが便利 |
| IIJmio | 990円 | 業界最安クラスの料金設定 |
| BIGLOBEモバイル | 1,320円 | エンタメフリーで動画が見放題 |
特にpovoは基本料金0円で、データ通信が必要な分だけ「トッピング」として購入するスタイルです。「月によって使う量がバラバラ」という方には最適な選択肢です。
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乗り換え時の注意点
auメールを使い続けたい場合
auメール(@au.com/@ezweb.ne.jp)を乗り換え後も使いたい場合は、au解約後31日以内に「auメール持ち運び」サービスに申し込む必要があります。月額330円で年間3,960円。重要なメールアドレスとして使っている場合は検討の価値ありです。
ただし、長期的にはフリーメール(Gmail等)に移行する方がおすすめです。月額330円とはいえ、5年で約2万円かかります。乗り換えのタイミングで各サービスの登録メールアドレスをGmailに変更してしまえば、auメール持ち運びの費用も不要になります。
解約月の料金
auの解約月の料金は日割り計算されます(ドコモやソフトバンクと異なるポイント)。なので、月のどのタイミングで乗り換えても損はしません。これはauユーザーにとってはありがたいポイントです。
au IDとPontaポイント
au IDは解約後も維持できます。貯まっているPontaポイントもそのまま使えます。au PAYも引き続き利用可能なので、ポイントを使い切ってから解約する必要はありません。
au IDの管理についてはau ID公式サイトで確認できます。
LINEの引き継ぎについて
格安SIMに乗り換えても、電話番号が変わらなければLINEはそのまま使えます。特に引き継ぎ作業は不要です。ただし念のため、乗り換え前にLINEのトーク履歴のバックアップを取っておくと安心です。
- iPhone:「設定」→「トーク」→「トークのバックアップ」からiCloudにバックアップ
- Android:「設定」→「トーク」→「トーク履歴のバックアップ・復元」からGoogle Driveにバックアップ

よくある質問
Q. auの2年縛りや解約違約金はある?
2022年3月末をもって、auの解約違約金(契約解除料)は廃止されています。記事執筆時点で、いつ解約しても違約金はかからないので安心してください。
Q. auで買ったiPhoneは使える?
基本的に使えます。iPhone 8以降のモデルなら、ほとんどの格安SIMで動作確認が取れています。古いモデルの場合は、乗り換え先の動作確認済み端末リストを確認しましょう。
Q. テザリングは使える?
多くの格安SIMでテザリングは利用可能です。ただし、au回線の格安SIMの場合、一部のAndroid端末でテザリングが使えないケースがあるので、事前に確認しておくと安心です。
Q. 格安SIMに乗り換えると通信速度は遅くなる?
正直に言うと、昼休み(12:00〜13:00)や夕方の混雑時間帯には速度が落ちることがあります。ただし、UQモバイルやpovoのようにau直系の格安ブランドは速度低下が少なく、auとほぼ同等のスピードが出ます。日常的な利用(LINE、Web閲覧、SNS)で困ることはまずありません。
Q. 乗り換え後にauに戻すことはできる?
もちろん可能です。格安SIMからauに戻す場合も、同じようにMNP手続きで電話番号を引き継いで戻れます。「格安SIMにして後悔したらどうしよう」という心配は不要です。
auメールを使い続けたい場合は、解約後31日以内に「auメール持ち運び」に申し込む必要があります。期限を過ぎるとメールアドレスが失われるので注意しましょう。
まとめ
auから格安SIMへの乗り換え手順をまとめます。
- My auで利用状況を確認
- MNP予約番号を取得(My auが最も簡単)
- 格安SIMを選んで申し込み
- SIMカード到着後、回線切り替え
- SIMカード差し替え&APN設定
- 動作確認して完了
解約違約金もなく、解約月は日割り計算。auからの乗り換えはいつやっても損しない状況です。毎月の固定費を下げたいなら思い立ったが吉日です。
手順自体は本当にシンプルなので、「週末に30分だけ時間を取って申し込む」くらいの気軽さでチャレンジしてみてください。年間数万円の節約が、たった30分の作業で手に入ります。

※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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